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キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

IPAを愛でる会

ひとりでお酒を飲むときは、基本的にFacebookで写真をアップする。
ひとりでお酒を飲んでんだぜぃ、とカッコつけているのではない。
他にやることがないのである。
あわよくば、誰かがコメントくれて言葉のラリーが1つでも続けば、という、ただのさびしがりアピールである。

ちょっと前に、ひとりでクラフトビールを飲みながらアピールをしていると、前職が同じ会社の徒歩くんが、返答をくれた。
クラフトビールの嗜好が重なっていることもあり、飲みに行く約束はすぐに結ばれた。


という流れで、先週金曜は徒歩くんと飲んでいた。

1軒目は、前述のクラフトビールのお店「BUD」。
大阪第1ビルにある、最近ちょいちょい、ひとり飲みをしているお店である。

いつもは閑散としていることが多いが、さすがに金曜ということで、お店はバッタバタ。
それでも、しっかりビールや料理の説明をしてくれる店員さんに、プロを感じる。

もともと、Facebookで交流していたときに、「おいしいIPAを飲もう!」というのが、今回の主旨であった。
IPAとは、ビールの種類で、ホップが強く苦味のしっかりしたもの。
お店には常時8種類のビールがあるのだが、いつも1~2種類あったり、まったくない日もあったりする。
が、この日に限って、4種類もある!
何てすばらしいタイミングだろうか。

ちなみに、いずれのIPAも、苦味や香りの特徴がぜんぜん違う。
ひとことにIPAといっても、こんなに違ってくるものなのか。
つくづく、ビールという飲み物の奥深さに感心してしまう。

あと、この店ではいつもビールしか注文しないのだが、フードを何種類か頼んだ。
チーズや生ハム、前菜盛り合わせ、ラザニアなど。
一見バーではベタと思えるチョイスだが、いずれもどこか異国風というか、知っているものとは異なる味。
なるほど、どれもビールにあう味付けである。


がっつりビールで満たした後は、こちらも互いの趣向である、ウイスキーバーへ。
1軒目を出る直前に、隣の客から徒歩くんが、わざわざ店を紹介してもらっていたのだ。

10席ちょっとのカウンター席からは、ずらりと並ぶウイスキーが目に入る。
かなり高齢であろうマスターは、物腰低く、しっかりていねいにウイスキーをすすめてくれる。
駅前ビルという地味な飲み屋街に、こんなシャレたお店があるとは。

ウイスキーを注文すると、ストレートのウイスキーとチェイサーはもちろん、常温の水も出てくる。
常温の水をウイスキーに入れると、味がまとまるのだそうな。
確かに入れると、味の印象がガラッと変わる。


徒歩くんとは、実にいろんな話ができた。
勉強家で、出世欲が強く、家庭を大事にしており、趣味も大事にこなし、僕に欠落しているすべてを兼ね揃えている。
だからといって、決して嫌味もなければ説教なんかもないため、話を聞くだけで本当に勉強になり、参考になる。
ちゃらんぽらんな僕は、たまにこういう「頭のいい人」の話を聞かないとダメやな、と思う。

もちろん、マジメな話ばかりではなく、おちゃらけた話もあり。
とにかく、話が途切れることは、ほとんどなかった。
午後6時過ぎという早い時間から飲み始めたのに、解散は午前0時手前の、終電の時間まで。


結局、最後のウイスキーが効いたらしく、駅を降り過ごすというお約束。
ゲー吐きそうなのを必死にこらえつつ、何とか家にたどり着けた。

次回うときまでに、僕のほうも彼に何かしら報告できるよう、いい変化をつけないと。
最近、何かしらにおいて立ち止まっていたので、いい具合に尻を叩いてもらった気分である。
いろんな意味で「おいしいお酒」が楽しめた、本当にありがとう!