キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

楞厳(りょうごん)寺八十八ヶ所(仮)

先週のひとり旅行2日目に寄った、「楞厳(りょうごん)寺八十八ヶ所(仮)」のお話。
(仮)としているのは、このお遍路の正式名称がついていないため、便宜上という意味で。


京都・綾部市の市街地より北西およそ5km、静かな場所にたたずむ楞厳寺。
ここのお寺に、古くからお地蔵さんの八十八ヶ所巡りがある。

お寺の正面側に2箇所・裏に1箇所、小高い丘があり、その3箇所にエリアが分かれているというのが、ユニークだ。
また、境内に巡礼用の地図があるのも、ありがたい。
ただ、しょっぱなの2番・3番が、4番の近くに場所移動されている、といったトラップもあるので注意だ。



お寺の本堂近くにある1番を巡ってからは、1つめの丘へ。
丘といっても、高低差はそんなになく、体力的な負担がないので、ありがたい。
お地蔵さんも、常に3手先まで見えるくらい感覚が短く、探す手間はない。
ただ、途中少し複雑な配置をしており、うかうかしていると、順番を抜かしてしまう。



23番まで巡った後は、2つ目の丘へ。
道すがら、絶えず続くのは「ミツバツツジ」という木々。
残念ながら枯れていたが、シーズン時はビビットピンクの花が一面に咲き乱れるそうだ。
途中、弘法大師さまの像と、お堂が1つある。



72番からは、お寺の裏にある丘。
しばらく行くと、お寺の本堂へ到着する。
本堂のまわりには、巡礼とはまた別のお地蔵さんなんかもあり、お寺の規模の大きさがうかがえる。
本堂から階段を下り、88番を巡って満願した後、再び本堂へお礼参り。



全工程で、1時間ちょっと。
お地蔵系のお遍路さんとしては、上り坂が比較的少ないというのが珍しい。
今度はミツバツツジが咲いているころに、再訪したいものである。