先週の3連休のうち、2日は主に、散歩に明け暮れた。
もちろん、正月太り解消のためである。
そのうち最終日は、ご近所のお祭りへと出かけた。
家から10分圏内に、大黒天とえべっさんのお祭りがあるなんて、何て便利な立地条件なのだろう。
まずは「交野大黒天」が開催されている、般若寺へ。
決して大きいとはいえないが、複数人のお坊さんが在籍しており、お正月なんかには鐘の音が絶えず鳴り響く、存在感のあるお寺である。
ふだんは本堂の奥にしまわれている、大黒様が間近で見ることができる。
その黒々とした姿は、不思議と見ていて、なかなか飽きない。
しばらくじっくり見入っていると、お坊さんがいろいろとお話をしてくださった。
大黒様の筐体の黒さは、「密行」という秘密の行程と、大黒様の台座の下からたいているお香によるものだ、とか。
筐体が黒くなることから「大黒様」と呼ばれる、とか。
右手に持つ打ち出の小槌は、小判などを出すのではなく、人間の中にある「悪」を退治するため、とか。
左手に持つ袋には、人間にとっての「しあわせ」が入っている、とか。
(※聞いて時間が経っているので、記憶違いがある可能性あります、すいません)
その他もろもろ、本当にいろんなお話をしていただいた。
それだけでも、十分来た意味があったな、と思える。
また、本堂内にあるその他の飾りなんかも、ひととおり拝ませていただいた。
内装も影響しているのだろうが、本堂の中って、ものすごく落ち着く。
いや、別にオカルトうんぬんではなく、知ってる風を装っているのではなく。
ただ、本堂の外に出たところにある、物販コーナーがいただけなかった。
「見るだけでいいよ」と言われたのでちょろっと見ると、しきりに売ろうとせがまれる。
しまいには、「安くしとくよ」って!
いや大黒様、お寺を非難しているんじゃないんですよ、大黒様に便乗して利益をあげようという、その人の魂胆がどないやねんと行っているだけであります。
続いて、「交野戎」へ。
こちらも、そう大きな神社ではないが、臨時駐車場がそこらに出ていたり、駐車待ちの車が行列していたり。
果ては、セスナ機でお祭りの宣伝までしている。
実は北河内地方なのでは、有名なのか?
ここは、正月に作三とバッタリ出会った場所でもある。
また会わないかとビクビクしつつ、知っている顔だどこにもないことに安堵。
ひととおり詣り、物販コーナーをざっと見て終了。
お寺のように偶像があるわけでもないので、境内のにぎやかさ以外は、普通の参拝とはあまり変わらない。
しいて言えば、甘酒が振舞われるということが、大きな違いか。
いや戎様、それがいけないとか言っているんじゃないんですよ、商売繁昌を祝うことが本分ですから、イベントごととかを期待するような邪心はございません。
といったところで、期待していた以上に、長くよい時間を過ごすことができた。
せっかく家の近所に神社仏閣がたくさんあるのだから、時間があれば、こういった催しには積極的に参加したいところである。