酒の場では、とことん飲んでしまいがちだが、特に泥酔しやすいのが、地元のゴンタ・作三たちとの飲み会。
いつぞや恒例化されている忘年会は、作三の家へお邪魔することに。
午後2時集合という時点で、もう覚悟は決めておかなければいけない。
参加したのは3家族、大人5名・子ども4名(うち乳児1名)。
「家族」といっても、もちろん僕は1人で参加となるわけだが。
作三家では、今年めでたく、赤ちゃんが生まれた。
無機質ながらも、時おり感情を見せるあたりに、えげつないかわいさを感じる。
家にあがってしばらくは、ずっとお守りをしていた。
生後約6か月間、毎日のように甥っ子をお守りしていたので、慣れたものである。
それより、後から来たゴンタ家のほうが、サプライズである。
長男が、声変わりしているのだ。
もともと高い声だったこともあり、ギャップがもう、えげつない。
まるで別人と接するようで、ついつい人見知りをしてしまった。
はじめは僕の持ってきた輸入ビールをたしなみ、その後ゴンタの持ってきたワインを空ける。
こうして、酒に得意分野があると、オトナっていいなぁとつくづく感じる。
そして今回、前々から「空けよう」と言って保留になっていた、作三の家の「山崎12年」が、ついに開封された。
日記にも何度か書いたとおり、最近はウイスキーにもハマりつつあるので、楽しみだったのである。
ロックでひと口飲むや、感動する。
何だろう、この絶妙なバランス。
はじめに甘みを感じたかと思えば、舌がアルコールの刺激を受けた直後に顔中に香りが抜け、最後にほんのりスモーキーを感じられる。
やはり日本人には、日本製のウイスキーが合うのかも知れない。
あとはいつもどおり、ダラダラ酒飲んでおしゃべりして、途中からファミコンやり始めて。
午後9時に解散したときは、意外にも男性陣が、比較的シラフなのだ。
いつもは記憶が飛ぶくらい、グデングデンに酔っ払ってしまうのだが。
それぞれが成長したのか、いつも酒を勧めてくる作三がおとなしかったためか。
来年もまた、引き続きこうして飲みまわれる仲間でありたいものだ。
来年は僕も、「家族」とまでは言わずとも、1人で参加しないようにしたいものである。