キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

苦手時代劇

時代劇を見るのは、比較的好きなほうである。
どこまでリアルかわからないが、昔の人の生活背景とか、そこに出てくる小道具とかに、惹かれてしまうわけだ。
また、ゆる~い、わかりやす~い笑いも、脳みそを使わなくっていいので、嫌いではない。

その中で、どうしても好きになれないものがある。
「必殺仕事人」だ。
つい先日も、たまたまテレビでやっていたのだが、とても直視できるものではなかった。

イヤなポイントというのが、悪人がもう、悪すぎるのだ。
前回のストーリーでいえば、夫の暴力から逃げてくる妻や子をかまう「かけこみ寺」が、悪人に支配されており、逃げ込んだ女性たちを遊郭に売り飛ばす、というもの。
さらっと書いてみたけれど、具体的にはもっと残酷で生々しくて、思い出したくもないくらいのトラウマものである。

で、それに対する成敗というのが、物足りない。
首筋をボキリとか、首にワイヤー巻いて吊るしてピーンとか。
それって、「安楽死」やん?
被害者側に感情移入しまくって落ち込んだ心が、そんな軽度な懲らしめで、救われるかっ!

ということで、もう二度と必殺シリーズは見まいと、改めて心に誓った。
ちなみに言うなら、途中で入ったCMにBABYMETALが出ていたことが、唯一の救いではあった。