キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

家からもっとも近い巡礼

今年が僕にとっての「お遍路」元年となったわけだが、もともと四国以外で巡礼することは、5年くらい前から構想はあった。
いろんな文献をあたってみては、日本各地にさまざまな規模の巡礼があることを知り、興奮したものだ。

ただ、いずれも現地までの移動というものがあるわけで、どうしても3連休以上の休みが必要となってくる。
できればこう、家から近くにあって、ヒマな土日を見つけてはプラプラと巡礼できる場所なんて、ないものかなと考えていた。


先日、地元を散歩していたときに、目を疑った。
あるお寺に、「西国三十三箇所」という石碑を見つけたのだ。
あれれ、西国三十三箇所といえば、西日本でも屈指の大規模な巡礼のはず。
そんなお寺の1つが、交野にあったっけ?

その番、ネットで調べてみて、驚いた。
それは、僕の知っている西国三十三箇所ではなく、「河内西国三十三所観音霊場」と呼ばれる巡礼がある、とのことなのだ。

33箇所のお寺と、「別格」と呼ばれる5箇所の、計38箇所のお寺巡礼。
そのうち、地元の交野は、何と10箇所もエントリーされているではないか!
地元のことはそれなりに知っているつもりだったが、巡礼寺があるなんて、これっぽっちも知らなかった。
ちなみに他のお寺は、枚方や寝屋川など、だいたい交野に隣接している地域である。


行けるやん!
理想どおりやん!

という驚きとともに、さてどうまわるべきかということが気になる。
いちばんやりたいのは、やはりキックボード。

ただ、巡礼カスタムのキックボードで、白装束まがいの白半袖・白半パンで、地元を走る勇気がない。
といって、キックボードなしの、菅傘と白装束という硬派な遍路スタイルというのも、地元でやるには恥ずかしい。
それなら私服、となるのだが、私服だと巡礼している気持ちが半減してしまう・・・


ちょっと前までなら、迷わず私服やろうけれど。
今年やった巡礼2件が、服装や持ち物を、そこそこ本格的にやってしまったばかりに、「こだわり」が芽生えてしまったようだ。

さすがに、持ち物や正式なルートなんかは、紹介した文献とかないだろうな。
せめて、ローソクや線香がいるかどうか、近くのお寺に行って偵察してみよう。