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キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

廃・遍路

週末の予定が、ぜんぜん埋まらない今日このごろ。
こういうときは、家でゴロゴロしても仕方ないので、ひとり遊びに徹するしかない!
ということで金曜日の晩は、必死になってどこか面白そうなモノないか、調べていた。

探せばあるものだ。
まるで心を射抜かれたような、衝撃的なスポットが。


で、土曜日はバイクで、奈良は「櫟本高塚公園」へ。
道案内が中途半端に不親切で、近辺に着いたにもかかわらず、場所がぜんぜんわからない。
スマホのナビがなければ、たどり着かなかっただろう。

そこそこ小高い丘となった公園を登って行った先に、目的の場所があった。
「不動寺」というお寺、の跡である。
敷地は残っていながら、お堂が跡形もないあたりは、廃墟好きな僕でも魅力を感じない。
ステキな光景は、その敷地内にあった。


とんでもない数の石仏が、これでもかというくらい並んでいる!
そう、ここはいわゆる「ミニ遍路」という、88体の石仏を巡れる場所である。

が、しかし。
道が整備されておらず、あちこちに倒木やらクモの巣があったりする。
何より蚊が多く、立ち止まると5~6匹の蚊が、四方八方からやって来る。

また、通常なら石仏に番号が彫られており、その順に巡るのだが、ほとんど番号がなくまわり方がわからない。
何とか時間をかければ、ある程度番号を推理できるだろうが、とにかく蚊がうっとうしくて、長居する気がまったく起こらない。
それでも、敷地内を5分ほどかけて、とりあえずぐるっと一周した。
そう、5分あれば一周できる敷地に、88体以上もの石仏というのは、見ていて圧巻である。


道の手入れこそされていなかったが、敷地の入口には「当山御神仏御給仕処」と書かれた、お供えを入れるスペースもある。
入口近辺はそこそこ手入れされているみたいで、ここにあったお寺が、実はとんでもなく威厳あるところだったのか。
ではなぜ潰れたか、ということが気になるところだが、いろんな意味で深い深い理由がありそうなので、そっとしておくとしよう。
知らぬが仏、である。