キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

IPAがカギ

今、日本のビール市場が面白い。
特に、大手メーカが、本腰をあげてきた。

黄色で爽快なのどごし、が日本のビールの王道。
いわゆる、「ピルスナー」と呼ばれる種類のものだ。
それがここにきて、いろんな種類がリリースされてきている。

去年の冬あたりからか、ビールに「小麦」という触れ込みを見たことはないだろうか?
細かな種別は抜きにして、これはいわゆる「ヴァイツェン」と呼ばれる種類で、苦味をおさえバナナ風のフルーティな味が特徴。
いっぽう最近では、プレモルなんかが積極的に、「エール」と呼ばれる種類に力を注いでいる。
こちらも細分化するとキリがないが、コクのある甘さが特徴、といったものが一般的。

大手で、特に力の入っているのが、サントリー
前述のプレモルしかり、春先から「クラフトセレクト」なる、4種類のビールを出している。
地ビールや輸入ビールよりも安価で、こんなに多くの種類を楽しめるなんて、ありがたいこと限りない。


これを機に、大手ビール会社が全体的に、もっといろんな種類のビールを出して競走してほしいものだ。
もし本当に競争が始まるなら、間違いなく名前があがるだろう種類がある。
それが、「IPA」。

ホップの香りと苦味、そしてアルコール度数が高めのビールだ。
「ビールは苦味や!」という人には、超絶にオススメのもの。

少なくとも僕の知る限り、日本の地ビール業界では、この「IPA」がちょっとしたバブルとなっている。
先日飲んだ箕面ビールしかり、他社でもけっこう作っているところがあるそうな。
また、何度か足を運んでいる「常時8種類の生ビールが飲める」ビアバーは、日本産というわけではないが、常にIPAが2~3種類置いてある。

なので、まっ先にこのIPAを世に出した企業こそ、勝ち組になりえるのではないかな、と。
いまひとつ定着しないヴァイツェンやエールよりも、個性がはっきりしているし。


果たして、先日株でハズレ引いたばかりの僕の予想が、どれだけ信憑性のあるものなのだろうか。