キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ヤマスソツーリングin石切とか

ひとりで遊ぶことがさびしい、という感覚を、どういうわけか吹っ切れた今日このごろ。
仕事で疲れがたまっていたから、人と遊ぶよりひとりの時間を過ごしたほうが、楽だったのかも知れないが。

昔から、天気がいい日のひとりの余暇は、だいたいバイク。
国道走って遠出というよりは、山奥の道なき道をギリギリまで走る、ということに楽しみを感じる、妙な性癖がある。
大学のころは、本当にそんなことばっかりしては、獣道でタイヤをパンクさせまくっていた。

そんな青春時代を思い出すかのごとく、日曜は昼前から走ってきた。
行き先は、前々からちょっと気になっていた、生駒山頂にある別荘廃墟群。
ここへ行くには、本来なら「信貴生駒スカイライン」という有料道路を走らないといけない。

仲間とワイワイならいいのだが、ひとりでプラプラするのに720円は高い。
それであれば、何とかそこへたどり着くまでの道を探してやろう、というのが今回の主旨である。


まずは、生駒山の山すそを走る。
大阪側の、いわゆる石切という場所付近をウロウロと。
はじめは住宅地界隈を走っていたのだが、まぁ坂がすごい!
うちの近所もたいがい山手に住宅地はあるのだが、ここまで急勾配な坂が続くところは、珍しいのではないか。

で、地味な場所かと思いきや、意外に人が多い。
関西人ならご存知「石切神社」の参拝客と、登山者たち。
B級スポットとしても取り上げられる土地であるが、こんなに人気があるとは!

住宅地から、山側に伸びる道を見つけては、上る。
しかしたいがい、お寺の敷地にぶつかったり、登山道になったり。
若かりしころは、登山道でもそこそこ走ったものであるが、さすがに今はマナーが気になる。

そうこうしているうちに、たまたま見つけたのが、「旧生駒トンネル」。
廃墟としてだけでなく、心霊スポットとしても有名な場所である。
すぐ近隣が住宅地だったので、柵ごしに見るだけになってしまったが。
開通されなかったトンネルなのだが、トンネル手前の廃駅跡のような雰囲気が、何ともステキである。


などなど書いているうちに、字数が増えてきたので、中途半端ながらこのへんでやめ。
結局、生駒山頂までの道は見つからず、国道308号、いわゆる「酷道」としても有名な暗峠を越えて、山スソぞいにぷらぷら走り、帰宅。
別に「ツーリング」とかいう形式をとらずとも、じゅうぶんバイクって楽しめるもんやね。

数日前に日記で書いた、「途中でバイクが壊れることの恐怖」をすっかり忘れているあたり、ただのアホやけど。