キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

鈴本演芸場

先日の予告どおり、先週末は東京へ行ってきた。
ちょいちょい書き留めておきたいこともあるが、長くなりそうなので、焦点を「鈴本演芸場」へ。
寄席です、落語です。
昨年に引き続き、江戸落語を見に行った。

開場は12時とのことだったが、余裕も持って10分前に到着。
驚くことに、すでに長蛇の列。
しかも、歩道に列ができることへの配慮だろう、すでに入場も始まっている。
落語って、そんなに人気なん?

入場し、エスカレータに乗り、2階から入場ができる。
広さとしては、バスケットコートの縦幅を少しだけせばめた程度、くらいか。
内装はきれいで、落語というより、音楽か演劇が始まるかのような雰囲気が漂っている。

12時半に開演なのだが、それより15分前に、前座として若手の人のがはじまる。
それを皮切りに、次々と演者が変わる。

う~む、面白い。
漫才でも落語でも、本当に生で見る笑いというものは、面白い。
わざわざ時間を作って金をはたいて、「笑いに行く!」という意気込みによるものかも知れない。
もしくは、客席のリアクションで絶妙に言葉をチョイスする、演者のスキルかな?

落語はまだまだ、僕としては観覧回数が少ない。
だからなのか、演者ごとにウケる人・ウケない人の差というのが、よくわからない。
前座は表情もしぐさも乏しいというのはわかるのだが、他の人は、大差なく感じる。
年齢によるものかな、と思ったが、若い人がドッカンドッカン笑いとったかと思えば、高齢の方のがイマイチだったり。

ただ、トリの方だけは、別格であった。
漫才でいうところの「前フリ」であるマクラの段階で、今日いちばんの大爆笑をかっさらう。
さすがに当人も、予想外のウケでびっくりしている様子であったが、その後も爆笑の連続。

まだまだ、僕の気づいていないレベルで、落語というものは奥深いもののようだ。
ただ受動的に笑うのもいいのだろうが、性分だろう、笑いの根源を知りたくなる。

また近いうち、関西でどこか寄席を見に行こう。
僕のお友だちの方々、お誘いするかも知れませんが、1ミリでも興味があれば、ぜひとも娯楽にお付き合いくださいませ。