キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

地球外生物の期待

土星の衛星に、生命が生息できる環境が見つかったそうな。
おのずと、このニュースを目にして、心がおどった。
が、すぐさま冷めてしまった。
きっと、撮影なり採取なりできたとしても、あんまり感動はないのではないか、と思ったからだ。

そう思えたのは、去年「深海魚水族館」での体験による。
深海魚という、得たいの知れない生物に対する心の踊りは、数分で終わってしまった。

確かに、目の前にいる生物は、見慣れないものである。
が、小さなものが無機質に動いていても、迫力もなければ感動もない。
それなら、普通の水族館にいるエイやマンボウ、はては動物園のキリンやゾウのほうが、どれほど興奮することか。

大きさだけの問題ではない。
目があり口があり動くための器官がある、という点ではいずれも共通であり、そういった意味では珍しさもあまり感じないのだ。

いざ地球外生物が見つかったとて、大なり小なり、そのへんは共通じゃないかなと。
また、見つかったものが微生物だったとしても、そもそも地球上の微生物をそない見慣れていないので、珍しさの比較が難しい。


という予想をしのぐ、意外過ぎる現実があることを期待している。