キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

コピーライター感

「コピーライター」の本を読んだ。
過去の名コピーを紹介しながら、なぜその作品がよいのか、といったものを紐解くものである。

ううむ、なるほど。
読めば読むほど、なんだか自分でもできそうだぞ、という勘違いにハマってしまう。

この本に書いていたことの1つに、「読み手の人が日ごろから潜在的に感じていることを書く」とある。
これを見て思い出したのが、10年ほど前のお笑いブームで流行した、ある手法。
そう、「あるある」である。

となると、「あるある」を毎週毎週考え抜いていた人らというのは、めちゃくちゃコピーライター向きなのではないか?
もしくは、番組がコピーライターを雇い、その人らが毎週ネタを書いていたのか?
また別の観点で、当時乱立した「あるある」ネタをビッグデータ的に所有しておけば、あるコピーを考えようとしたときに、ビッグデータからポンとよいコピーが生まれるのではないか?

などなど、根拠があるのかないのかわからない妄想が、頭の中を広がった。
でもまぁ、最終的には、個人の発想力と経験による技量が、必須になってくるのだろうな。

今からコピーライターを目指そうとしているわけではないが、日本語を作るうえでの考え方が、少し広がった気がする。
やはり自分の文章の技量はワンパターンで改善の余地がありあり、ということは、勘違いではないだろう。