キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

二十四のオリーブ醤油旅行~中編~

小豆島の旅、2日め。

【寒霞渓・のぼり】
翌朝は、宿の人に車で送ってもらい、寒霞渓のふもとにあるロープウェイ駅へ。
車での移動中、猿の集団がフツーに道脇にいるのも、面白い。
ちなみに寒霞渓とは、紅葉スポットとして非常に人気の高い山である。

ロープウェイは、午前10時という時間で、すでに1時間待ち。
それなら、徒歩1時間ほどの遊歩道で歩くほうがおトクである。
ということで、ひたすら山道を進む。

舗装されながらも、しっかり自然が残る道は、歩いていて気持ちがいい。
と思えるのは、はじめの10分くらいか。
途中に休憩所がほとんどないせいか、ただただ疲れがたまる。
上り坂は、ホントにニガテである。


【寒霞渓・うえ】
ようやく山頂付近へ着いたのは、正午前。
1時間の山道だったはずなのに、倍ほどかかったのは、言わずもがな、休憩しすぎである。

ロープウェイ駅付近は、さっきまでの山道がウソだったかのように、人だかり。
そして、それを狙いうつ、土産屋の数々。
やたら試食が多いのは、しあわせである。

そこからすぐのところに、芝生の敷き詰められた、小高い丘がある。
そこにダンボールが置かれていたので、もうまわりの目も気にせず、ダンボールを下敷きにすべり降りる!
85キロの肉団子がはしゃいでいる姿を、まわりはどう見ていたのか。
ただ、肉団子側はそれが非常に楽しく、どっぷり旅の恥をかき捨ててやった。


【寒霞渓・くだり】
昼食を食べ、少し落ち着いてからは、下り。
上りとは違う道なのだが、上りよりも道が細く、坂も急である。
しかし、途中いろんな奇岩があり、景色としてはこちらのほうが美しい。


【エンジェルロード】
山を降りてからは、宿のある土庄へ。
そして宿の近くにある、「エンジェルロード」という場所へ。
ここは、干潮時にのみ道があらわれ近くの島へ渡れるというところ。

そう聞くとロマンチックであるが、いざ行くと、道は比較的広く、人がごった返しており、ただただ「観光地におるな」と思える場所。
それでも、海岸というものに疎い場所で住んでいるため、純粋に楽しめる。


というところで、2日め終了。
観光スポットを何か所もまわるより、こうして絞ったほうが、ゆっくりできて自分好みである。