キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

聖地→新境地

直前になって、調べモノをはじめた。
今週3連休の、旅プランである。
前々から構想のあった、新しい旅を試そうと。

けど、まさかの雨。
3連休、全国的に雨とか言われてしまってはどうしようもなく、あえなく中止となった。

どこへ行くにも雨と言われては、連休中ずっと家にこもるしかないのか。
と考えをめぐらせていると、「都会に出たらええやん」という、都会嫌いの僕の頭では、日常まず思い浮かばない発想が生まれた。


ということで、土曜日は電車に乗り込み、大阪へ。
行き先は、かつて「聖地」とあがめていた場所、大阪駅前ビルの地下。
数多くの中古CDショップ、数多くのチケットショップ、数多くの安飲み屋、数多くのゲームセンター、数多くのクイックマッサージ屋。
なぜそのラインナップ?という集まり方をしたお店が並ぶ、奇想天外ながら時間を潰しまくれる場所である。

昔は会社帰りに、ほぼ毎日通っていた。
が、今回がっつりまわるのは久しぶり。
最近どうやら安飲み屋が続々と開店しているらしく、しかもたいがい、昼から開けている。
寄りたい誘惑に押されに押されつつも、昼から飲むと夕方までにダウンしてしまいもったいないので、ガマン。

で、時間の大半は中古CDショップで過ごす。
ちょっと不安に感じたのは、棚に並ぶCDをとったとき、「これって持ってたっけ?」とわからなくなることである。
所持するCDが多いということもあるが、少なくとも20代のころは、買ったCDのジャケットなりタイトルなりは、覚えていたはずである。
自身の老化?に肩を落としつつ、余分な買い物をせぬよう、リストでも作る必要性を感じる。


で、夜は場所を変え、天満へ。
ここは前回あつし君らと飲みに出た場所で、お店の密度・ジャンル・安さにひかれたところである。
さしずめ、自分にとっての「新境地」といったところか。

まずは、魚とイタリアンとかいうステキなジャンルのお店に寄る。
プレミアムモルツ生ビール380円もうれしいが、お造り5種盛りが100円というのがすごい!
もちろん鮮度抜群で、ひと切れも大きい。
他に注文した生ハムも、バーで頼むものより2倍も3倍も多く、うまいうまい。

そして2軒目は、人気寿司屋の「春駒」。
なんか11月1日が寿司の日だとか、どこぞのCMで見たので、つい来てしまったのだ。
えらい人気で、お店の前で30分待たされる。

というのはいいのだが、注文後の料理が20分ほど待たされるのは、いかがなものかと。
生ビールの泡が、完全になくなりきるまで待たせたらアカンやろ。

肝心の寿司は、どれもネタが大きく新鮮。
ただ、シャリがもう、残念というか何というか。
酢が、ぜんっぜんきいてない。
にぎりが甘く型崩れもしており、なぜこんなクオリティのお店がはやっているのかが理解できず。


最後こそ失敗したものの、何だかんだで楽しい1日を過ごすことができた。
1日家にいるより、こうして知っている場所でも、足を運んだほうがいいものだな。