キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

BQ静岡旅行~その3~

昨日の続き。
日も昇りかけの早朝に露天風呂を堪能し、豪華朝食に舌鼓を打ち、熱海へ。


【熱海秘宝館】
熱海駅から、バス→ロープウェイと乗り継ぎ、到着したのは「熱海秘宝館」。
秘宝館とは、いろんな定義は存在するが、いわゆる性風俗にまつわる博物館のこと。
全国で廃業が相次ぐなか、しぶとく経営しているというツワモノ。
何でも、東京ドームを経営する系列会社が運営しているとか。

1,700円という、あまりに強気すぎる値段設定に、早速鼻息が荒くなる。
館内に入るや、小さな部屋が区切られており、部屋ごとにアトラクションが用意されている。
だいたいのものが、ボタンを押すと、人形が音声とともに動いたり、映像が流れるというもの。

ううむ・・・
なんかもう、ひとつひとつのクオリティが、低すぎ。
がっつり興奮するエロスなど望んではないにしても、あまりにくだらなさすぎるのだ。

昔冷やかしで見た、地下ポルノのようなクオリティ。
もっとかみ砕いて説明するなれば、小学生向けのちょいエロマンガみたいというか。
入場料500円であっても、これは高すぎると思う。


熱海城
そこから少し歩いた場所にあるのが、「熱海城」。
階ごとに、テーマの違った展示がされてある。

当時モノのヨロイや刀などを飾った1階に、日本の各城の写真や模型を紹介した2階。
判じ絵クイズが並ぶ4階に、江戸のカツラや着物・かごなどを使って写真が撮れるコーナーがある5階。
そして、食堂と展望台のある6階。
こっそり、地下にエロ浮世絵も。

観光用の城としては、スタンダードというか。
ただ、地下に無料のゲームセンターとか、1階に足湯と無料マッサージチェアとか、なかなかコンセプトをゆるがすものがある。
まぁ、ファミリーで来ても個々が楽しめるアイデア、と解釈しておこう。


沼津港深海水族館
そこから沼津へ移動し、「沼津港深海水族館」へ。
日本で唯一の、深海魚博物館とのこと。
こいつがまさかの、大行列。
40分くらい待たされた。

館内は狭いのだが、珍しい深海魚がたくさん紹介されている。
確かに、ふだん水族館ではお目にかかれない魚がたくさんいる。
オウムガイなんて、生きているものを拝むなんて不可能だと思っていたのに。

しかしオトナの残念なところで、10分もすれば、あまり感動もしなくなる。
ただ魚が泳いでるだけやん、といった感じで。
これなら、大きな魚がたくさん泳ぐ普通の水族館のほうが、よほど見ごたえがある。


というところで、旅行終わり。
2泊の行程が1泊になったのは、台風19号の影響である。
お宿以外は期待外れが多かったというのが正直な感想であるが、通常では見られないものをたくさん見たので、すっかりご満悦である。
今まで旅行地として視野に入っていなかったエリアも、掘り起こせば何かしらあるものだな。