キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ゆるり!洞川紀行~後編~

昨日の続き。

龍泉寺
宿で軽く昼寝をし、午後4時から周辺を散策。
宿からすぐ近くにある、「龍泉寺」へ。

入ってすぐに池があり、ごく細くではあるが、水が滝状に流れている。
そして、入れるようになっている。
どうやら、そこで滝行ができるらしい。
学生時代なら迷わず入っていただろうが、そのあたり自制がきくようになったことが、少し悲しい。

敷地が広く、いくつかのお堂、わき水、遊歩道などがある。
思っていたよりも規模が大きく、それなりに時間が潰せた。


【温泉街】
そこからは、洞川の本通りへ。
左右に、お土産やさんと宿が並ぶ。
温泉卿にしては、意外に人通りが少ない。
これはこれで、秘境感があって、個人的に落ち着く。

ある1軒の土産屋で、店主さんにお茶とくず餅を振舞っていただたく。
そして、洞川のお話もしていただいた。
ここら一帯は、すぐそばにある大峯山という修験の場があり、かつてそのお客さんでにぎわった宿泊地だったそうな。
で、修行には団体で来るというケースが多く、そのため宿ごとの部屋が広いのだとか。

かつてほどではないが、今でも修験に来る人が絶えないそうな。
こんな山奥でも、なぜこうして立派に旅館街が成立しているのかが、よくわかった。


【夕食】
お宿の夕食は、部屋に運んでくれる形式のもの。
ふだん素泊まり宿ばかり泊まっているので、こういうサービスが非常にありがたく感じる。

内容は、魚と野菜を主体としたもの。
「精進料理」というフレーズが、まっ先に浮かぶ。
まぁ、この町とこの宿の雰囲気からして、肉や油っけがないのは、当然であろう。


・・・という感じで1日目が終わり、2日めは近所の「ごろごろ水」なる湧き水をくんで、終了。
ゆっくりしたようで、時間的にはあまりゆっくりできていない。
それでも、いいリフレッシュにはなった。
あまり来すぎる飽きてしまうだろうけれど、また数年後に訪れたいものである。