キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ゆるり!洞川紀行~前編~

先週の3連休は、2泊旅行の予定をしていたが、急遽とりやめ。
とはいっても、まさか3日間とも何もしないのは、とても耐えられない。
ということで、1泊旅行に行くこととなった。

行き先は、僕が勝手に「聖地」とあがめている、天川村
前日ネットで調べても、どこもお宿は一杯。
当日の朝一番で、ようやく1軒お宿を見つけ、車でスタート。


【柿の葉寿司】
午前10時前に出発。
途中、休憩をはさんだりして、正午過ぎに人里を抜け、吉野へ。

基本ノープラン、というか昼食をとれる場所が少ないのは知っていたが、案の上なかなか昼食にありつけず。
ようやく、おみやげ屋さんで「柿の葉寿司」を買い、食べる。
我が家では、なぜかよく昔から、柿の葉寿司が食卓に並んだものだ。
というノスタルジーにひたりながら、おいしくいただいた。
他のおかずはなくとも、じゅうぶん満足である。


【天川神社】
ひたすら山道を抜け、ようやく天川村に到着。
まずは、村へ立ち入る礼儀として、天川神社へ。
ちなみに、神社参拝は、よその土地へ踏み入るときの礼儀だという、僕の勝手な持論である。

本殿へつながる階段を進むと、左には壇上となって上方に見える本殿、右に能舞台、さらに左上方にはシンボルである五十鈴(いすず)という鐘。
どの神社にも似ない、独特の空間がたたずんでいる。
この、一見地味に感じる雰囲気が、個人的に大好きなのである。
何がどう好きか、という具体的な理由をうまく表現できないのだが、いつまでも居られる心地よさがある。

ちなみに、参道の裏手にある小さな祠に、やたら女性が固まっていた。
なんか、パワースポットがどうこういうやつなのか?
村おこしの一環としてはいいと思うのだが、神域をそういう流行とかに乗せるのは、あまり好きではない。


【宿】
そこから、お宿へ。
洞川(どろかわ)という温泉郷の一角、メインロードから少し離れた場所にある、「一丸旅館」というところ。
1泊2食で10,000円を切っているのは、ここらの相場では、かなり安いほう。
そのぶん、古くて狭くて汚いのでは・・・

という不安は、裏切られたどころか、ホンマにええんかと思えるくらいの広さ!
6畳間と8畳間の2部屋に、廊下とロビーつき。
もちろん、相部屋ではない。
かつて、ひとり旅でそこそこ広い部屋に泊まった経験はあるが、ここは群を抜いている。
純和風ながら、しっかり清掃・手入れされていて、ゆっくり過ごすには、申し分なし。


といったところで、続きはまた。