キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

無題~正直者~

正直者はバカを見る。
なんてのは、昔からある言葉である。
この言葉がいまだ廃れず生き延びているのは、それが真理だからだろうか。

もしそうであれば、なぜ小さいころから「正直者」になるための教育がなされるのであろう。
もっと、ずる賢く生きる知恵を、根付かせてくれればよいのではないか。

必死こいて、教育どおり正直者のままオトナになった人間は、ある時点からずる賢い人間に追い越される。
いくら汗をかけど、評価はされず、いつしか「落ちこぼれ」のレッテルをはられる。
それに気づいたとて、正直者がそこからずる賢く価値観を変えることは、困難である。
正直者が、素直に汗かいたぶんだけ報われる場所は、ないものだろうか。

そんなことを真剣に考え、悩み、日記なんかにぶつけることが、これまた正直者の愚かなところである。