キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

モナリザの背中よりも

親類でも友人でもない人の喜怒哀楽を、どんだけ感情移入すんねん。
という視点で、今まで見てきた。
特にワイドショーなどで、有名人が事件を起こしたときにインタビューされる、そのファンの涙など。

でも今ようやく、その気持ちが痛いほどわかるようになった。


ASKAが逮捕された。
確かはじめて買ったCDがCHAGE&ASKAで、高校時代はもう、どっぷりハマったものであった。
今でも飽きておらず、たまにCDを聴いたり、カラオケで歌うくらい、自分の中では存在の大きなアーティストであった。

だからこそ、ショックが大きい。
この感情、どう表現したらいいやら。

まだ容疑段階とはいえ、「麻薬」がからんでいる以上、世間様からはそのイメージが定着してしまう。
今まで本当にすばらしい曲をたくさん作り、多くの人を魅了したそのセンスが、すべて「麻薬で捕まった人」というレッテルにもみ消される。
そして自分自身も、そういった偏見を多少なりとも、心の隅に抱かざるをえない、という事実。

あまりよろしくないことではあるが、仕事中をしていても、ふとこのニュースを思い出しては、ため息をついてしまう。
本当に、何とかならないものか。
ほとぼりが冷めるまでかなり時間はかかるだろうが、中にはその事実がなかったかのようにアーティスト復帰している人もいているわけだ。
何とか、少しでも早い復帰を望みたい。


それにしても、「自衛隊を戦場に送ろう」のように、日本人の反感が高いニュースが持ち上がったときに限って、芸能人の麻薬のニュースってあがる気がするな。
まぁ、気のせいということにしておこう。