キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

かきと離島・日生旅!~前編~

出不精になりがちなこの時期は、外出のきっかけとなるイベントがあると、非常にありがたい。
そんなイベントが、兵庫は日生(ひなせ)市で開催されていた。
「ひなせかき祭り」である。

お祭り自体は今回はじめてであるが、昨年はこのお祭りより1週だけ外した日に、離島めぐりも兼ねて来たことがある。
すっかり、恒例行事となっているのだ。

そんな1泊2日の旅行の様子を、備忘も兼ねて書き連ねます。


【ヒストリー オブ 鴻島(こうじま)】
電車揺られること3時間、明らかに昨年より乗客が多いことを気にしつつ、日生へ到着。
そこから定期船に乗り15分、鴻島へと到着。
埠頭では、あらかじめ予約していた民宿のご主人が、わざわざ車でお出迎え。

車は、せまく急な坂を、ひたすら上っていく。
顔を合わせてからぶっきらぼうだったご主人、島の話をたずねるや、機嫌よく話をしてくださる。

この島は、バブル期に急激に、別荘地として栄えたそうな。
しかし今は、バブルの崩壊はもちろん、若い世代の「遊び方」が変わってしまったため、別荘に来る人が激減。
かつて島に40軒ほどあった宿も、わずか3軒に減少したそうな。


【民宿「大津屋」】
間もなくして、民宿へ到着。
お庭はきれいに整備されており、とても離島の一角とは思えない。
宿の中は、お上品な骨董品が並べられており、これまたきれいなたたずまい。

それよりもすばらしいのが、海抜100mという立地から、島を見下ろせる景色のよさ。
日の出・日の入りも拝めることができるそうな。


【島散策】
休憩もそこそこに、いざ島散策。
まぁ、見事に坂だらけ。
定期船乗り場界隈のごく限られた地域にしか、平地がない。

で、定期船から見えていたのだが、島の至るところにカラフルな建物が。
いずれも、別荘である。
海の見えるテラスに、庭があり、プールまであり。

ただ、まったくもって人の住んでいる気配がない。
まぁ、別荘なのでこんな寒い時期に移住するのも変な話ではあるが。
にしても、壁や建物の一部が朽ちていたり、前に停めてある車のタイヤに空気がなく、明らかに走らないだろうことがわかったり。

しんと静まりかえったなか、ひたすら歩く情景は、まさしく廃村。
ある意味、ゴーストタウンである。

そして道は、枝分かれをしては、行く先が通行止め、のくり返し。
標識もなく、本当に複雑である。
よくもまぁ、別荘の所有者は迷わないものである。


う~む、長くなりそうなので、ここでいったん締め。㤡ⰱㄬㄬ