キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

フクキタル

昔から抱いていた、コンプレックス。
いつしか、それを克服していたかのように、錯覚していた。
自分自身に言い訳をして、ごまかしていたのかも知れない。

それが最近になって気がついたのは、本当にただのキマグレである。
もしくは、最近のビジネス書の一説に、触発されたのか。


服装のセンスが、昔っからなかった。
で、今は「アメカジ」なるジャンルを着るようになった。
このジャンルにこだわることで、それが自分のスタイルだ、と言い張っていた。

が、冷静に考えたらどうだろう。
そのアメカジの中でも、買うブランドは決まっている。
それにぶら下がってそろえているものだから、持っている服に幅がない。

もっと言うなら、アメカジというものは流行に廃れのないもの。
まして僕が買うのはイオンなどに置いているレベルのブランド。
そこに「トレンド」というものが入る余地は、あまりない。


まぁ、そんなん学生時代に悩めや、というレベルのことに頭をかかえる36歳10ヶ月、さすがに今からファッションの勉強など追いつくわけがない。
しかしながら、「人に相談する」「モチはモチ屋にまかせる」という知恵は持っている。
ということで、人に聞いてみて、「セレクトショップに任せる」という結論を得た。

なるほど、セレクトショップか。
他のショップでも、店員さんに頼めばコーディネートはしてくれるだろうが、いろんなブランドを寄せ集めてくれるという部分がありがたい。
点数も少ないので、そう目移りして迷わなくても済む。


ということで、今日は家から近いアウトレットへ行き、ほどよく好みにあうセレクトショップを発見。
値段も手ごろだし、店員さんもこちらの好みや顔色をうかがいながらアレコレ選んでくれるし。
インナー+アウターの組み合わせ2種類、計4着を購入した。
いずれも、今持っている服とは全然違ったテイストである。

早速、明日から会社に着ていきたいところだが・・・
会社で急に服のセンスを変えて、ヘンにつっこまれたりするのも面倒である。
といって、買ってすぐの、いちばん「着たい!」という気持ちが強い今着ないというのも、もったいない気が。

そもそも会社に自由服でいけるというメリットを持っている、ただのぜいたくな悩みなのだが。