好きなアーティストの好きな曲があれば、テレビの前にテープレコーダーを置き、録音した世代である。
いずれCDなるものが登場し、雑音なく音源を入手したければ、購入するなり、レンタルすることが必要な世代である。
人から借りる、という手もあるが、少しでもマニアックなものであれば、それを所持している人が少なくては、結局自腹を覚悟しないといけない。
という時代を知っているからだろうか。
ネットで、いとも簡単に、かつ無料で音源が入手できるこのご時世に、やや違和感を覚えてしまう。
そもそも、著作権ってどうなってんの？
ちょっと前までは、飲食店で無断で曲を流したから著作権違反だと、JASRACとかいう天下り団体がさわぎ立てていたような。
けっこう著作権には、執拗なほどナーバスだった国だと思っていたのに、今は放置されているような。
本当に、どうなっているんだろうか。
「著作権」という言葉を理解できない隣国のように、日本も落ちぶれてきてはいないだろうか。
と思いながらも、遠慮なくニコニコ動画で、昔なつかしい音楽を楽しんでいる。
