キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ブランニューみそか2013【2日目】

1日目の日記を書いてから、1週間もブランクが開いてしまった。
年末、友人GORIとの滋賀県旅、2日目です。


【OH! GOD】
朝一番で出かけたのは、琵琶湖のほとりにある、関西で超有名な歓楽街。
といっても、わざわざ日記に書くことからして、決してお店に入ったわけではない。
入ってないぞ。

自転車やキックボードで、いつも歓楽街の入り口付近を横切っていたが、歓楽街の街並みに入ったことがなかった。
まさかキックボードで走ったところで、冷やかしにしかならんし、呼び込みの人らにしばかれそうだし。

午前9時台だというのに、おるわおるわ。
各施設で呼び込みが立っているのはもちろん、そこに出入りする車も多いこと。

道の左右には、ラブホテルのような、原色でド派手なネオンのついた建物が並ぶ。
昔からある歓楽街というイメージだが、けっこう新しい建造物が目立つ。
冷やかしだけでも十分はずかしいのに、ましてお店に入るなど、恐くてとてもできない。
入ってないぞ。


【ピエリ守山】
そこから琵琶湖大橋を渡って、「ピエリ守山」というショッピングモールへ。
大型駐車場完備で、200店舗のキャパシティを誇る。
5年前にできただけあって、建物がきれい。
どこにでもあるショッピングモールのようであるが、ただ1つ、他と違うことがある。

営業店舗が、3店舗しかないということ。

生きた廃墟というか、ゴーストタウンというか。
天井の照明は普通に照っており、エスカレーターも普通に動いているのに、店舗がない。
そのくせ、ガードマンは立っているし、インフォメーションにしっかり人がいる。
何このシュールさ。

さらに、「年始は休まず営業」とか、「お正月イベント」とかの張り紙。
その隣には、「万引きはいけません」と啓蒙する張り紙。
畳1枚分の巨大インフォメーションパネルには、B4のペラ紙のみ。
屋上へのエスカレーターは閉鎖されており、「本日は屋上駐車場を利用できません」との張り紙。

こんな場所に、誰が来るねん?
と思いたいところであるが、僕らがウロついているうちに、続々とお客さんが入ってきた。
ある家族連れに聞いてみたところ、このシュールな光景がネットにあったので、見に来たとのこと。

今後、再建されるか潰れるかの二者択一を迫られるであろう、このモール。
もっともシュールなタイミングで来られたことが、ラッキーでたまらない。


【子豚市場跡】
昨日から「生きた廃墟」を散策していたが、今回はがっつり廃墟。
「子豚市場跡」という、珍しい物件。

外観は、あまり大きくはない円形の建物で、子豚がいたであろう柵があるのみ。
トタン屋根が、風にあおられバタバタと踊るため、いつ落ちてくるかという危険性を感じる。
あまり、見栄えがしない。

しかし、内装がなかなか見もの。
何段にも並べられた長テーブルには、座席ことに番号がふられている。
そして部屋の前後に、子豚の値段をあらわす電光掲示板がある。
まったく見慣れない光景ながら、セリの状況を十分に妄想できる姿は、見ものである。


とまぁ、こんな感じ。
最後はラーメンを食べたが、省略。
まったく無計画だったながら、要所要所で行き先を決めてくれ、またほとんどの運転を担ってくれたGORIには、心から感謝である。

また年末が、楽しみである。