キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

自転車右側通行禁止の危機

路面走行をしまくる旅を、かれこれ10年以上続けている。
うち8年間は、ママチャリによる旅。
全国津々浦々、あらゆる種類の道路を走ったという自負がある。

その経験からいくと、近年騒がれている「自転車右側通行禁止」については、おおむね賛成である。
ただ、100%大歓迎とは思わない。


気に食わない理由は・・・まぁ、他のメディアですでにあげられている意見かも知れないけれど。
「逆らえば罰金」ということ。
いきなり話題にあがったと思えば、すぐに罰金て!

まずは、ルールの周知・モラルの徹底が先でしょ。
ある報道番組で、スタントマンを使った、右側通行の危険性をあらわす映像が、衝撃的であった。
「右側通行は危ないんだ」という、具体的かつ危機をあおる映像を、まずはもっと国民全体に知らしめることが大事。
罰金うんぬんは、その後でいいのではないか?


あと、時と場合によって、右側を容認するべきケースもあるということ。
例えば、家を出てすぐ左側を走り、交差点を左折した地点にスーパーがあるとする。
行きは、左側通行で問題ない。
が、帰りにわざわざ左側通行を守ったのであれば、えらい遠回りとなる。

特に住宅地においては、ほとんどの場合、この問題に直面するのではないだろうか。
今回の法改正の内容をあまり具体的に知らなくて恐縮だが、仮に「どんな道路であろうと右側通行はダメ!」となると、生活がしにくくなる。
それこそ、「どう考えても右側通行しても危なくないやろ」と思える交差点で、警察が張り付いてネズミ捕りをする、といった合法的恐喝行為の助長ともなりかねない。


しっかりと交通状態を調査し、ルールを制定する条件をしっかりと決めていただきたいものだな、と思う。
ただでさえ、何かしら税金をつり上げられ、国民は大変なのだから。