キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ダメトーーク

ネットのバカ、という本が売れているらしい。
「99.9%はクリックする奴隷。」という帯の見出しが、実に印象的である。
まぁ、まだ1ページたりとも読んだわけではないのだが。

この帯にあるコピーが、なかなか心にささる。
本文の内容と異なるのかも知れないが、ネットサーフィンをしていると、目的もなく漠然とクリックをくり返している自分を思い出す。
まさしく、クリック「させられている」奴隷そのものだ。

そういった意味では、毎日の数十分間を解放された気分である。
スマホからガラケーに変えたことで。


そんなわけで、あいかわらずガラケーに変えたことに喜びを感じている今日このごろ。
何かが便利になったわけではないのだが、前述のとおり、ダラダラとスマホをいじる時間がなくなったことも、けっこうメリットだと感じている。

そんな矢先、テレビ番組「アメトーーク」の先日の放送で、スマホを持っていない芸人さんの特集があった。
前週の予告を見て、かなり期待をしていた。
これを機に、ガラケーブームが再燃しないか、と。

しかし、内容は意に反するものであった。
結局、スマホの機能紹介がメインみたいになっており、むしろ「スマホを普及しよう」みたいな流れであった。


実に、残念である。
ガラケーの機能面での安定性や実用性においては、以前に日記で紹介したとおり。
未来に行き過ぎている割には安定感もなく、機能を活用できている人が少ない端末とは、大違い。
日本人には、やはりガラケーが合うはず。

さらにいえば、ガラケーが再燃することで、それの開発においては日本のメーカーが活気づく。
それを、若年層にも人気のテレビ番組で紹介すれば、多少なりともムーブメントは起きるのでは、と期待していたのだ。


こいつばっかりは、どうしても時代の波には逆らえないのだろうね。
僕自身も、本当は実用うんぬんよりも、終焉を迎えつつあるコンテンツを追いかけるのが、好きなだけかも知れない。