キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

広島離島めぐり~中編~

前回の続き。


【toとびしま海道
2日目は、呉駅でレンタサイクルを借り、ひたすら東へ向かう。
とびしま海道」という、7つの島に橋がかかり、それらを渡れるという道を目指す。
このテの道でいえば「しまなみ海道」が有名であるが、まさしく「しまなみ海道」のすぐ西にある。

しかしながら、「とびしま海道」までの道は遠く、いくつものアップダウンを経て、1時間。
ただでさえ猛暑日というのに、この時点で疲れが尋常ではない。


【離島:下蒲刈島・東】
はじめに着いたのは、下蒲刈島
ついて少し走ると、白い石畳の道。
まわりは観光地化されており、昔の古い代官屋敷を使った美術館やら、おみやげ屋やら。
どうも、最近できたらしく、風情があるようなないような。

ひときわ目に飛び込んだのが、いわゆる「オタク」と呼ばれる人の多さ。
どうやら、何かのアニメの舞台になっているそうで、それを巡回しているそうな。
昨日のアニメペイントのフェリーといい、広島はどこへ向かおうとしているのやら。


【離島:上蒲刈島・北】
下蒲刈島を15分走ったところで、次の島への橋がある。
島を一周してから渡ろうとも考えていたのだが、とりあえず保留。

で、上蒲刈島の北部をひたすら走る。
アップダウンがほとんどなく、車もあまり通らないので、非常に走りやすい。
が、ただひたすら左に海・右に山という景色が続くので、正直飽きる。
途中、いくつかお地蔵さんがあり、どうやら八十八カ所めぐりができるらしいので、そういうのを目当てにしないとキツい。


【昼食】
上蒲刈島を半周したところで、昼食。
丘になっている場所にいくつか施設があり、そのうちの1つに入る。
プールや温泉が併設した比較的きれいな施設なのに、なぜかレストランが中華。
もっと色気あるものはないものか。

他の食堂も物色したかったのだが、空腹感と疲労感が限界。
意外とおいしかったのが救いである。


【離島:上蒲刈島・南】
次の島へ渡る、つもりであったが、時間的にきびしいことに気がつく。
昔は時速20キロペースで走っていたのに、今や時速10キロも危ういというのは、決して自転車の輪が小さいだけではないだろう。
ここはスンナリと現実を受け止め、折り返すことに。

南側は軽くアップダウンがあり、景色にも変化があり、そこそこ楽しい。
「客来るんか?」と思える場所に、屋台のうどん屋がそこそこ広いスペースとって営業していたのが、印象的。


【離島:下蒲刈島・残り】
下蒲刈島へ戻り、残り半周を、と走り始めたとたんに、まさかの雨。
通り雨だとわかり、無理せず雨宿り。
ただこの20分のタイムロスのせいで、旅程が押してしまうこととなり、あえなく一周は断念。


という感じの2日目。
とびしま海道でレンタサイクルを借りれたら、せめてあと2時間は楽しめたのだが。
残念ながら、レンタサイクルがないようで。
まだまだ、観光地として開発中の場所であることを体感した。