キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

関西国際プロ・レスリング~’13デイドリームビリーバー~

ちょうど、1年の月日が経った。
宿泊できる研修施設の、会議室。
そこで繰り広げられていた、予想外の興業と出会ってから。


土曜日は、夕方から大阪へ向かい、「関西国際プロ・レスリング」を見に行った。
小さなイベントでの興業や、イベントのボランティアはしているものの、公式の試合は今年はじめて。
それだけ開催回数が少ないので、余計に楽しみになるのである。

前述のとおり、どこでやってんねんという会場には、体育館マットとビール瓶ケースで作られたリングが設置されている。
見た目こそウサンくさいが、パンフレットやら映像やらは、プロ顔負けの高クオリティ。

開幕を待つ間、今回から少し小さくなったパンフレットに目をとおす。
出場選手の紹介文は、日常生活における自虐的なものや、キャラクタにあったウィットなど。
「転職」「休日少ない」「残業多い」などのフレーズを見ると、素直に笑えなかったりもするが。


試合は全部で5つ。
1試合目は、どちらかがジャーマンスープレックスという技を決めるまで終わらないというもの。
2試合目は、明らかに1人だけ強いというアンバランス感ある、三つ巴戦。
などなど、お笑い要素が高く、趣向を凝らしたもの。

残りの3試合は、技のキレやレパートリーの多い試合。
お笑いを交えながらも、ときに息をのむ技がかいま見れたり、いずれも見応えあり。
ただ、結果がいずれも順当だというのが、唯一残念なところ。
まぁ、結果がどうであれ、楽しいことに変わりはないが。


最後は、子どもの応援が会場を絶妙に盛り上げるなどのうれしいハプニングもありながら、閉幕。
5試合も見られたのに、2時間という時間があっという間に感じる。

次回の公式戦は、9月。
またしても、ブランクが長い。
こんな興業なら毎月でも見たいところであるが、いかんせん出場者全員サラリーマン、そんな無理はできまい。

たまに行われる小さな興業を追いかけて見に行こうかな、とすっかりミーハーな気分に襲われてしまっている。
さすがに出場してやろう、という欲求までは芽生えないけれど。