キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

岡山廃墟めぐり~後編~

昨夜の雨がウソのよう、からっと晴れた朝日にたたき起こされた、廃墟散策2日目。


【廃墟:謎旅館】
出発して間もなく、一軒の廃墟を発見。
予定のなかった廃墟ながら、適度な崩落加減に一同興味を抱き、少し散策することに。

全体的に昭和なテイストを思わせる建物は、旅館跡のようだ。
2階にある大広間には、採点機能付きのカラオケセットと、舞台の壁に飾られた中途半端なクオリティの風景画。
荒らされた形跡がなく、ほぼ自然に朽ちてゆく情景は、廃墟としてはかなりの高得点である。

なかなかトリッキーに増築されており、意外に広い。
が、荒廃により進めなかったり、階段前に猫の死骸があったりで、あまり散策できず。


【昼食:カキオコ】
昼食は、個人的に冬に訪れた、日生の「五味の市」。
上質のカキがしこたま買える市場・・・であるが、残念ながらシーズンオフとのことで、何も買えず。
カキをBBQして食べたかったのに。

急遽予定を変更し、カキオコを食べることに。
向かった先は、これまた前回立ち寄った、「浜屋みっちゃん」。
カキオコ発祥のお店としても知られ、シーズンオフだというのに30分以上待たされる。

あいかわらず、でかくてカキたっぷりで、うまい!
ちなみにお店のカキは、漁師さんがGWまで漁師さんが優先的にまわしてくれるそうな。
なので、鮮度もまったく異常なし。


【廃墟:謎アパート】
日生から帰路へ向かう途中、またしも予定外の物件を見つける。
明らかに活気のない、アパート群である。
近くに廃れたバスもあり、絶妙なノスタルジーをかもし出している。

アパートは5棟ほどで、それぞれの裏手に庭があり、畑となっている。
畑はどうやら現役のようで、ぱっと見、人が住んでいるように見える。
奥の2棟は何人か住んでいる様子であったが、手前は完全に廃墟となっていた。

近くのバスといい、まわりに何もない感じから、かつてどこかの会社の社宅だったようだ。
もしバスが会社専用のものであれば、まわりの風景のさびしさからして、「タコ部屋」という単語が頭をよぎる。


という感じで、今回の散策は終了。
1日目の雨が、ただただ悔やまれる。

しかし、思いがけない廃墟にめぐりあう機会が多く、必ずしも廃墟はネットで探すのみにあらず、ということが学習できた。
次回の散策において、反省点を生かしたうえで、より刺激的な行動ができればいいな、と感じる。

2日続けてのアウトドア泊は、かなりのリフレッシュにもなったし♪