キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

お別れの地

「終わり」というものには必然的に、どこかもの悲しい感情が芽生える。
今回の場合も、例外ではない。
しかしそのもの悲しさよりも、いやしさの感情も否定できない。

奈良ビブレが、1/20をもって閉店となった。
僕の大好きなブランド・ダルチを7割引で売る、などの暴力的なセールが魅力的で、僕の衣料用品のほとんどはここでまかなっていた。
最後とあっては、足を運ぶしかない。
もちろん、閉店セールが目当て。


閉店前日となる土曜日、開店間もない時間にビブレへ到着。
今までまったく埋まることのなかった立体駐車場が、4階部分まで満車であるあたり、皆か僕と同じ感情であることがうかがえる。

お店へ入るや、すでにお店自体が片付けモード。
がらんどうになったブースを抜け、まずは目的地であるアメカジショップへ。

ううむ。
商品が少ない。
というか、全品半額という値段設定は、正月に来たときと変わらずである。
これは大きな期待はずれ。


しかし、1つ上の階にあるヴィレッジヴァンガードという雑貨屋が、全品3割引というセールをしている。
面白い雑貨が多いながら、定価売りというイメージの強いこのお店でのセールは、雑貨好きとしてはたまらないものである。

1時間かけて、くまなく店内をウロつく。
意外にも、買いたいものがない。
昔はこのテの雑貨屋では衝動買いしまくっていたものであるが、その気力が落ち着いてしまったのだろうか。
というより、品物が必要なものかどうかという判断が、ようやくできるようになったというのか。


あとはパンツを数枚買い、終了。
ビブレ枚方店の閉店セールのときは、もっと品数もあって、もっとエゲつない値段で売りさばきがあったというのに・・・

「今までありがとう」みたいな感情を抱くべきなのだろうが、正直なところ、ただただ肩すかしを喰らった感でいっぱいである。
正月のときにだいぶ買いだめしたとはいえ、今後どこで服を買うべきなのか、戸惑うところ。
というか、これがきっかけで奈良に足を運ぶ機会が減りそうであることも、残念なところである。

何だかんだで、自分の生活に、地味に影響が出るこの閉店劇。
やはりここは、素直に言うしかない。

奈良ビブレさん、今までありがとうございました!