キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

どうしよう同窓会

先週の土曜日、中学時代の同窓会があった。
いつも数名で集まっているやつではなく、何十人も集めた、いわゆるオフィシャルなものである。

けれど、行かなかった。


たいがい、どんな誘いに対しても、予定がなければ乗るようにはしている。
まして今回のような同窓会は、そうそう開かれるものではない。
行かない手はないのである。

けれど、行かなかった。


参加すべきかどうかは、さんざん悩んだ。
そもそも、悩むきっかけとなっているのは、僕自身の中学時代にある。

めちゃくちゃいじめられた、とかいうディープなものではない。
とはいえ、僕の中では記憶から抹消してもよい、と考えたことがあるほどの、黒い歴史となっている。

あまり具体的なことは書きたくないが、理由の1つとしていえるのは、学年全体になじめなかったことがある。
友だちも本当に少ないし、顔を合わすのもイヤという人がたくさんいた。


一方で、過去は過去、今は今だという考えも頭をよぎる。
かつて小学校の同窓会に行ったとき、当時怖くて近寄るのもイヤだった人と、めちゃくちゃ仲良くなったという経緯がある。
過去がどうあれ、参加者はみんな30歳をとっくに過ぎたいいオトナである。
不用意に人を傷つけるような言動をするなんて、中学時代ではないんだし、あるわけがない。

また、この歳になると人脈というものの大切さを、ひしひしと感じる。
人脈、といってしまうと事務的な感じであるが、まぁ何らかのきっかけで連絡がとれる仲間というものは、重要である。
そういう仲間を作る、とてもいいきっかけである。
まして地元の集まりだし、今後続いていく可能性も相当高いはずである。

けれど、行かなかった。


さまざまな考えをめぐらし、その結果として出した答えなので、今さら考える必要などないはずである。
にもかかわらず、こうしてダラダラと言い訳じみたことを書き連ねているということは、心のどこかでひっかかっているのである。

後悔。

なるべく後悔はしない、と心には決めているものの、こんな強い後悔は、久しぶりである。
再三連絡をいただいた幹事さんにも、申し訳なさを感じる。


今後また連絡のあった際は、極力行くという方向で考えてみたい。
と今こうして誓ったところで、またもウダウダ悩むんだろうな。

とりあえず、当日参加した人らに、どんな雰囲気だったかというヒアリングはしておこう。