キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

サラリーマンプロレス~天使達の歌~

気がつけば、ハマっている。
もしくは、ただ慣例化しているだけなのか。
しかし慣例化とはいっても、その日を心待ちにしている時点で、やはりハマっていると認めざるを得ない。


先週土曜日は、2カ月くらいごとに開催されている「関西国際プロ・レスリング」を見に行った。
前回NHKで取材されていた影響か、はたまたタイトルマッチがある影響か、開場前にはいつにない行列。
いつも座る席がとれなかったものの、手を伸ばせばリングが届く1列目を陣取る。


残念なことが、1つ。
何度も足を運んでいるせいなのか、はじめの2試合くらいが少し退屈に感じる。

ふだんはサラリーマンをしている方々の試合なので、プロのようなアクションが望めないのは、当たり前。
それはわかっているものの、はじめて来たころは、すべての試合に興奮できたはず。

これはひとえに、「慣れ」によるものだろう。
ミカン箱と体操マットで作られた手作り感満載のリングで、手の届く場所で技のかけあいが見られる。
そういう光景を非・現実的に見ていたからこそ、より興奮度が増していたのだろう。
目が肥えてしまうことは、致し方ないものなのだが。


うれしいことが、1つ。
さすがに何度も足を運んでいるため、レスラーのキャラクタをばっちり覚えた。
それをすることで、お約束であったり、お約束にひねりが入った部分であったり、お笑いの要素が今以上に面白く感じる。

このプロレスで個人的に求めているのは、テクニカルなアクションよりも、笑い。
そういう意味では、前述のデメリットを考えても、プラスに感じられる。


最終戦は、技も笑いも、申し分ない内容であった。
リング上だけでなく場外で幾度もない乱闘あり、思わず息をのむ大技が何度もあり。
終始、まったく目が離せない内容であった。

最後はヒール役が勝つ、という大番狂わせ(?)もあり、試合後の余韻は、今までの中で文句なく最高のものであった。


来年もまた、あの手この手で笑わしてくれることが楽しみで仕方ない。