ちょっと前なら、あらためて行かずとも、紅葉はさんざん堪能できた。
オフロードバイクで山をかけずりまわっていたことが、なつかしくも感じ、どこか後悔じみたものを感じ。
そんなセンチメンタルを感じるのも、秋のせいだろうか。
日曜日は、奈良へ紅葉狩りに行ってきた。
昨年も足を運んだ、「談山神社」。
駐車場で混むかな、と思いきや、意外にすんなり入れた。
午後1時という、ちょうど昼食どきによる入れ替えなのか。
あいかわらず元気のよい、バス停近くの土産やのおばちゃんを横目に、参道へ。
参道からは、いきなり紅葉が楽しめる。
が、どちらかといえば落ち葉のほうが多い。
若干、シーズンを逃してしまった感がある。
それでも、敷地が広く建物が多い神社そのものは、立派で見応えがある。
特に、昨年は公開されていなかった建物に入れ、そこにある像・壁画には、昔の日本人の信仰のあつさ、文化の相違をひしひしと感じる。
また、軽い登山道があり、そこを登った。
ひたすら続く坂はきついながらも、途中に休憩ポイントはなく、また寒いせいか前後の客が足早にやってくるため、休むことができない。
ようやくたどりついた先は、ただ森に囲まれ、真ん中に石碑があるだけの小さな広場。
拍子抜け、といってしまえばそれまでだが、どっぷり自然の中に埋もれている感覚に気がつくと、これ以上に気持ちのよいものはない。
ひととおり参拝し終え、鳥居をくぐるとそこにはお土産屋が並ぶ。
お土産というより、むしろ野菜などの直産品が多い。
ここで迷わず、昨年買って大当たりだった「ふし麺」を購入。
「ふし麺」とは、そうめんを製造する際にできる、麺の切れ端のことである。
そうめんよりも太く、うどんよりもやわらかい独特の舌ざわりと、何より値段の安さが魅力的。
3袋500円を購入したが、やや重さを感じるほどの量である。
そんなこんなで、今年最後の「秋」を堪能してきた。
そうこうしているうちに、もうすっかり「冬」がやってきた。
冬はなかなか外出しないからなぁ~。
たまにはアクティブな冬も、といきたいところだが、寒さに弱いからなぁ~。
とかいいつつ、冬BBQとか企画してくれるステキな方からのお誘いを期待していたりする。