キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

凱旋!18きっぷ旅(1日目)

キックボード旅の詳細は、後日ホームページでアップすることとして。キックボード旅が終わり、休みが余っていたので、次の日から18きっぷを使って四国を電車旅した。経路としては、東予から反時計まわりに、高知まで。ちょうど、7日間キックボードで走った道を、そのままとんぼ帰りするコースである。では、1日目の様子を。【9:00~】ホテルの朝食がパンのバイキングだったので、しこたま食べて苦しさを覚えつつ、午前9時の電車に乗車。さすがは名水の都「西条」、駅前やプラットフォームに、名水がタダで飲める水道が完備されている。1週間まるまる紫外線にさらされたこともあり、電車のクーラーがひときわ寒く感じる。昨日まで走っていた道が、車窓から見えるあたりに、何ともやりきった感を覚える。 【11:30】松山に到着し、路面電車で道後へ。あいかわらず、ギシギシとアナログちっくな音と揺れがたまらない。道後温泉の前にある、商店街を散策。箸やさん、タオルやさん、布製品やさんなど、専門店が数多くある。もっと、お土産やさんばかりだと思っていたのに、意外である。1店ずつ、なかなか見応えがあって、みるみる時間が流れる。 【13:00】昼食は、道後ビールが飲めるお店「道後麦酒館」。定食をたのみつつ、もちろん道後ビールも注文。いくつか種類があるうち、黒ビールを頼んだ。日本の黒ビールはただ苦くコクが強い、という印象であるが、ぜんぜん黒ビール特有のくさみもなく、あっさり!ただ、パンチが弱いというか、もっと何か個性が欲しい。と思ってちびちび飲んでいたら、途中からコクが出てきた。なるほど、がっつり冷やしすぎで、たぶん10度くらいにぬくめたほうがおいしいタイプなのだ。【14:00】少し坂を上ったところに、ガラス展というのがあったので、寄ってみた。江戸から昭和初期までの、おもに器などのガラス製品が展示されている。ガラスそのものに格別な興味はないまでも、時代の背景とともに技術の向上やデザインの流行が見られ、意外に楽しめる。 【19:00】電車で4時間移動し、宇和島へ。名物「鯛めし」を食べるべく、割烹「田中」へ。ううむ、まさかのお客さんゼロ。店主は座敷に座ってテレビ観戦。クーラーは壊れ、扇風機。という状況ながら、店を出るわけにはいかず、お目当ての鯛めしを注文。一般的な鯛めしのイメージとは異なり、宇和島の鯛めしは、鯛がお造りのままなのだ。それを、卵黄としょうゆベースのだしを混ぜたものに、数分つけこみ、ごはんに乗せる。まず、だしの味が口いっぱいに広がる。そこから、鯛のしっかりした歯ごたえと、新鮮でぷるっとした舌触りがやって来る。こいつはうまい!お店を見たときは気が引けたものの、どっこいこいつはうまい!という感じで、1日目は終了。キックボード中に決してできなかったグルメを楽しめることが、何よりもぜいたくに感じる。