夏の風物詩でありながら、毎年行けないでいる場所。
それは、海。
行けないなら自分で企画すれば、とは常々思っている。
が、昔からそう行くわけではなく、段取りがよくわからない。
そんなさなか、今回はあつし君に誘われ、福井は鷹巣というビーチへと行った。
午前4時半に起床し、午前6時に集合。
こんな早くに起きるのは、本当に久しぶり。
でもモトクロスしてたころは午前3時起きとかザラだったので、意外にもイヤではない。
現地に到着しはじめに訪れたのは、岩場に囲まれた小さなビーチ。
まさしく、「プライベートビーチ」という言葉が似合う、ごくごく小さな場所である。
ただ、海全体がかなり荒れており、水が波でやや淀んでいる。
プライベートビーチから海の間にある、水の出口付近は水の満ち引きが強く、近くに寄ると吸い込まれて危険である。
すり傷ながら、そこで思いっきり吸い込まれて負傷した。
場所を移動し、次のポイントは広域のビーチ。
ただし、近くに駐車場がなく、海の家もないためか、泳いでいる人がいない。
こちらも、ある意味プライベートビーチ状態。
しかし、やはり波がめちゃくちゃ荒い!
特に波打ち際では思いっきり潮が強く、油断しているとすぐに波に飲み込まれてしまう。
いちばん大変なのは、海から砂浜に戻ろうとしたとき。
大きな波に乗って砂浜に戻れたと思えば、引き潮で海に引きずり戻され、体勢が崩れている上からさらに大波。
大自然の力というものを、まんまと思い知らされることとなった。
とはいえ、沖に出て浮いていると、波の高低差を味わえて楽しい。
夜は、キャンプ場でバンガロー泊。
といっても、海から出るのが遅かったこと、キャンプ場までの距離があったことなどがあり、料理を作りはじめたのが午後9時。
それでも、仕込み・バンガロー内設営・遊具洗いが手際よく分業してできたことは、さすがみんなオトナ。
網焼きを食べながら、あとから仕上がるカレーを待ちつつ、お酒を飲む。
アウトドアをするうえでの、至福の時間である。
そして午前0時、窓が2つ以外何もないバンガローで、ザコ寝。
そんな感じで、夏の1ページ目は記録された。