当初思い描いていたとおり、と断言するにはおこがましい。
といって、今の状況が理想どおりではない、とも言い切れない。
少なくとも、いろんな意味を含んでの「おいしいお酒が飲める」という目的に対しては、まったくのぶれも感じない。
今月も恒例、「肥後橋で飲もう！」が開催された。
2年以上ほぼ毎月続けていながら、ほぼ毎月参加されている、たろさん・まきさんとの3名の飲み会となった。
当初は、かつて一度行ったことのある、肥後橋商店街にあるイタリアンのお店でする予定だった。
が、前日になり、ラストオーダーが21時30分と遅いことを知り、急遽場所を変更。
「Michielia」という、やはりイタリアンのお店へ行くこととなった。
時間どおりにみんな集合、とならないのは、昔から変わらないこと。
開始時間より30分遅れてみんなそろい、乾杯！
前菜の盛り合わせは、5種類もの前菜が、みんなにまんべんなく行き渡る量で盛られている。
前菜は、1品ずつどさっと食べるものではないので、こうして盛り合わせていただくのはありがたい。
いずれも、何という名前の料理かをメニューで見て確かめたくなるくらい、しっかりとしたうまさ。
パスタは生麺らしく、とにかく家庭では味わえないコシのある麺と、ちょっとだけ濃いめにつけられた味付けが、どんどんお酒を奪ってくれる。
ピザはとにかくチーズが美味で、後味が口にほんのり残るのは生地のよさによるものだろう。
その他もろもろ注文したが、間違いなくここはアタリである。
最近、僕自身の反省点として、飲みの場ではシモネタが多いということがある。
シモネタと人の悪口で場を盛り上げるというのは、会話として最低辺のことやと、昔から思っている。
ただ今日に関しては、シモネタがまったくなかったといえばウソになるが、最近の飲み会のなかでは皆無に等しいほど。
本当に純粋に、会話を楽しめた気がする。
原因としては、やはり何より、2年以上毎月必ず顔をあわせているという、信頼関係によるものだろう。
最近思っていることを自然に相談できたし、本当に親身になって答えを返してくれた。
会社や住居に関係なく、ただ純粋に「肥後橋で飲みたい！」というだけの条件で集まっている仲だからこそ、何のしがらみもなく相談できたのも一因か。
最近、公私ともに思い悩むことが多かっただけに、本当にスッキリとできた。
それぞれがそれぞれ生活を持っているし、それぞれの生活に変化が起こり、今ほどコンスタントに参加できなくなるときが来ることも、十分想定できる。
そういう状況になってでも、今のこの絆は決して失いたくないな、と心から思う。
「おいしいお酒」が飲みたい方は、ぜひとも肥後橋へ！
