水曜日のテニスで痛めた体は、いまだダメージを癒されずにいる。
そんなさなか、昨夜遅くまで続いた飲み会。
こうなると、もはや1日中布団で生活してもよいかと思ってしまう。
すっかりその気で、正午前に目覚めたときに念のため予定表を確認し、ビックリして飛び起きた。
今日は会社の人との、バドミントンやんけ!
しかも、シャトルを預かっているので、絶対行かなあかんやんけ!
急いで飛び起き、お風呂に入って家を飛び出し、何とか時間どおり到着。
今日のメンバーは、過去最低の5名。
3面張れるコートが、実にもったいない。
まぁいつも2面しか使ってはいないが。
いつもなら、ウォームアップをこなしてから、あとはひたすら試合と休憩を交互にくり返す、というパターン。
しかし今回は、やや勝手が違っていた。
ウォームアップの途中、いつもハイクリア合戦でバテるmisaさんから、提案。
ドライブの練習をしよう、と。
「ドライブ」とは、シャトルをネットに近い高さで強く水平に打つ、という技。
テニスでいえば、ボレーに近いかな?
それを、交互に打ち合うという練習をしてみた。
これがまぁ、めちゃくちゃ面白い!
基本的に、シャトルを強く打つ瞬間は時速200キロを超えるといわれるくらい、とにかく速い。
その速さで打たれたシャトルを、打ち返す。
相手が打った瞬間に打ち返す構えができてないといけないくらい、とにかく反射神経が必要となる。
というか、経験者だからこそできる芸当である。
やっていて抱くのが、「オレこんなんできんねや」という、自画自賛に近い自意識。
そして、ネットギリギリで打たれたシャトルを、これまたネットギリギリで返せたときの、喜び。
もちろん昔ほど正確に打ち返せないものの、ラリーが続いたときはお互いめちゃくちゃ楽しくなるのだ。
また、ドライブとは隣の場所では、Nさんに対する個人レッスン。
経験者3人が、それぞれいろんな意見を出し合いながら、ああだこうだと打ち方を改善する。
教える人間が3人いながら、教えることが手探りになってしまうのは、ひとえにバドミントンの習性だろう。
3人が別の場所で共通して経験しているのは、少なくとも部活の時間、素振りだけで半年は過ごしているということ。
そう、バドミントンは、素振りやフットワークなど、基礎をひたすらくり返してナンボの世界なのである。
それに対し、意外にもNさんはいともたやすく上達する。
打つときの形も変わったかと思えば、シャトルを打ったときの音も変わった。
運動神経のよさ、なのだろうか。
そこからは、経験者同士でドライブ練習をくり返しながら、隣でNさんの個人レッスンが続く。
試合をしたのは、みんなお互いカラダが温もりきってから。
いつもなら、試合1回ごとに15分くらいの長期休憩、であったが、ほぼ途切れずに試合が続く。
なるほど、やはりじゅうぶん練習段階でカラダをゆっくり動かしておくと、疲れ方も違うものなのだ。
試合でも、経験者同士がダブルスで組んだときは左手で打つ、というルールを導入。
これがなかなか、難しい!
サーブはおろか、ネットを超えて打つということすら、思いどおりにいかなくなる。
ようやく慣れたかな、と思えば、今度は左腕に極度の疲労を覚え、これまた打ちにくくなる。
未経験者としても、ふだんガンガン打てる人間が右往左往するさまが、面白かったそうな。
別に強くなることが目的ではないので、このくらいの遊びを取り入れたほうが、楽しめる。
このメンバーとのバドミントンで、いちばん楽しかった。
次回も、みんなが楽しめるイベントを考えたいものである。