キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

余韻ラスト

キックボード紀伊半島一周の旅、余韻がまだまだ残っているし、この勢いなら1ヶ月くらい日記をダラッダラ書けそうな勢いである。
が、さすがにそこまでテーマを固定しては、日記として全然おもしろくない。
ということで、今日の日記で打ち止めにする。


今日は会社で、旅の土産を配った。
もちろん、帰りの駅で買ったもの。

同じ部署の人間は20人以上いるので、たまにしか話せない人も多い。
なるほど、お土産とはなかなか、便利なコミュニケーションツールだな。

古きよき日本の文化をかみしめつつ、もっぱら旅自慢をしては、変人扱いの連続。
「オレすごいやろ」的な話を自分から言うことは、とてもみっともないことだと思って、数年前から極力しないようにしている。
けどまぁ、7日間も本気でがんばってきてんから、今日ばっかりは堪忍して。


旅をしてて辛いことの1つは、人とほとんど話ができないということ。
いわゆる「旅の宿」に泊まって交流を求める、というタイプの旅ならいざ知らず、僕のは旅というより修行なので、余計である。

ふだんそない積極的に母とは会話しないが、ここ数日は自分からグイグイ話をふっている気がする。
会社でも、特に実のない話でも、知っている人と目があうとグイグイ話をふっている気がする。
ふだん内向的なんだから、こういう社交性もたまにはいいだろう。


旅の話をすると、だいたい言われる言葉が「写真見せて」。
実は、なかなかこれが苦手なのである。

旅の要所要所で、写真は撮影している。
ので、見せるぶんには一向に構わない。
けどね。

楽しい?
いや、楽しんでいただければいいのであるが。
僕自身が、写真で楽しませる自信がないのだ。

けっこう写真は、フィーリングで撮影している。
半日くらいずっとくもりで、やっと太陽が顔を出したときに、目の前に広がる「何ともない住宅地」とか。
標高300mや400mの、自転車でも上るのが辛い坂をのぼりきってすぐの、「ただ木と道しか見えないトンネル前」とか。
こういう絵ヅラって、あとから自分で見て思い出にふける用のものであり、第三者が見ても何とも感じないと思う。

それに、僕の旅はビックリするほど観光地に寄らない。
今回は時間に余裕があったので、まぁまわったほうである。
が、それでもやはり少ない。

それでも楽しんでいただけるのでしたら、なんぼでも見てやってくださいませ。
ただその場合、ウソでも興味あるふりをしながら見てくださいませ。


いつかキックボード旅がイヤんなって辞めてしまう前に、テレビなり雑誌なりに、ちょろっとでいいので紹介とかされたいものである。
やらせでもいいので、誰か手帳くれるあの番組に応募してください♪