キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

畜生バトル!

楽しいお花見会での、ちょっと裏側のできごと。

僕らのグループのすぐ横に、もう1組のグループがいて、ブルーシートが隣接していた。
まぁ、厳密な仕切りを作るでもなく、ときに手荷物が隣に入ってようが、子どもが乱入してこようが、それは愛嬌というものである。

が、ふと見ると、僕ら側のブルーシートに犬がいた。
犬を木にくくりつけていたようで、その木が僕ら側にあったので、おのずと犬の立ち位置が僕ら側のブルーシートとなっていたわけだ。

手荷物が入ろうが、子どもが乱入しようが、いっこうにかまわん。
けど、犬はアカンやろ。
ブルーシートににおいがうつるやろうし、小便でもされたら困る。
個人的に、動物そのものがニガテというのもある。

「すいません、犬がこっちのブルーシートに入ってます・・・」
「いや、おしっことかしませんから」
「おしっことかしなくても、犬はちょっと・・・」
と、低姿勢にお願いして理解いただき、犬を放してもらった。

が、しばらくして見ると、まったく同じところに犬をくくりつけている!
さっき、同意してくれたやん。
もう一度、低姿勢にお願いしに行った。

「すいません、また犬入ってるんですけど・・・」
「いいやん!」
「いや、でも先ほどもお願いしましたし・・・」

と断ると、最後でっかい声で、
「器小さいなぁ!」と吐き捨てるように言われた。


器小さくてすいません。
でもね、犬が排泄しないという保障はないし、それをどう信じろと?
排泄したとき、どれだけ場がしらけるか、「ごめん」で済まないことは理解しているのか?
そもそも、僕がペット苦手だというのに、それをガマンしろと?
それが隣のできごとなら僕もガマンするけど、自分が持ってきたブルーシートの上におるわけですよ。

と、言い返そうとしたい気持ちを、ぐっとこらえた。
酒飲んでたのに、よくも理性を保てたものだ。


近年、「たばこの煙を嫌う権利」というものが、当たり前のように広まった。
が、「ペットを嫌う権利」というものが、どんどん侵害されている気がする。

レストランやショッピングモールなんかで、よく「ペットOK」という場所を見かけるようになった。
それにともない、ペットが人間の子ども同様に思っている人が、多いのではないだろうか?
そんな時代になったのかな?

時代、といわれてしまえば、僕はただ泣き寝入りするしかない。
でも、金で買ったり拾ったりできる生き物と、そうはできない生き物の差は、大きいと主張したい。
ペット好きな人がペットを見る目と、そうでない人の見る目の、大きな違いを知っていただきたい。
人の気持ちになる、ということは、オトナならできて当たり前やと思う。


と思うのだが、ペット飼ってる側の主張というのも、聞いてみたい。
反論はしないしケンカするつもりもないので、ペット飼ってる方側の主張も、聞かせていただきたいです。