キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

ヒゴノモ通信2011.02

紙一重。
今回ほど、それを強く感じたことはない。

毎月肥後橋で開催される飲み会「肥後橋で飲もう!」の、幹事をしている。
幹事といっても、日程とお店を決め、mixiに告知するという、さして大げさな行動をしているわけではない。

人がおおぜい集まってくれたり、「楽しい!」という意見をいただけると、この上ない喜びを感じる。
一方、参加者の数がかんばしくないときは、孤独感を感じるとともに、とことん落ち込んでしまう。


今回の予定参加者は、わずか3名。
何か粗相があったか、イベントのたて方に原因があるのか、この会の存在そのものが飽きられたか・・・
いっそコミュニティを辞めようか、すら今回は思った。

が、フタをあければ、飛び入り参加者3名があり、全6名となった。
参加者が少ないという状況を見かね、わざわざ来てくださったのだ。
落ち込んでいた気分が、一気に吹っ飛んだ。

なるほど、いささか傲慢であった。
この会の所有者は僕ではなく、参加者全員である。
何も毎月毎回都合つく人ばかりではないし、たま~に寄るくらいが心地よいと感じる人もいる。
そして、参加される方はみんな場を楽しんでいるという、動かぬ事実がある。

この会をなくすなんて、傲慢以外の何ものでもない。


前置きが長くなったが、今回の会場は「旬彩 皐月」。
前の会社にいたころは、週に一度はランチを食べに行っていたお店である。

今年2月より、お店がビルの2階から1階へと移転。
1階は、これまた前の会社にいたころ、しょっちゅうランチを食べに行っていたお店。
いろんな意味で、個人的にゆかりのある“場所”である。


移転時に内装をがっつり変えたそうで、何年も前からあるテナントとは思えないほど、きれいな内装である。
視界から、焼酎のボトルが消えることを許してくれないほどに置かれたボトルの群れは、「和風」を強調していてよい。

まきさんの弟さんが経営されているお店なので、料理のオーダーはまきさんにお任せ。
お造り・天ぷら・たたき・お肉・鍋と、バラエティ豊かに次々と料理が運ばれる。
鮮度も味付けも本当に申し分がなく、何度も何度も言っていることであるが、肥後橋で働いていたころにもっと来ればよかったと、後悔ばかりしてしまう。

料理もさながら、3名から6名へと人数が増えたおかげだろう、ビールが進む進む。
いや、もとから飲むほうやけど。
今日はしっぽり飲もう、と思っていただけに、自分でも意外であった。


けっこう飲み食いしたはずなのに、1人5,000円。
お店のほうも、だいぶ気をつかってくれたのだろう。

珍しく早めに解散した、はずなのに。
全然違う駅で降りてしまったり、その後逆の電車に乗ってしまったり。
「酔っ払いかっ!」と思える不審な挙動の連続で、結局タクシー帰り・・・