土曜日の話、続きというか、本編というか。
ピースケさん・あつしくん・僕の3名で、今年最後の廃墟めぐりを敢行。
ジムニーに、野宿グッズをえいやっと詰め込み、信楽を経由して国道へ北へと向かった。
目的地の廃鉱へ行くには、滋賀から三重へ抜けなければいけない。
三重へ通り抜けるための道を走ろうとしたら、「冬季通行止め」という看板を発見。
冬季・・・って、今も?
「現在通行止め」と書いてくれなぁ、どっちかわからん!
とりあえず進んでみる。
けっこう奥まで走ったところで、通行止めを喰らう。
・・・というのが、また別の道でも同じ目にあう。
つまり、2往復も無駄足を踏むこととなった。
まぁ晩秋の舗装林道ドライブだと思えば、楽しいものか。
そうこうしているうちに、すっかりあたりが暗くなってきた。
これは、廃鉱を断念せざるを得ない。
ということで、日曜に行く予定だった廃村で、野宿をすることにした。
一度行ったことがあるため、暗くてもスムーズに進む。
あたりは真っ暗、道はどんどん狭くなる。
そして、廃村Iへ続く、急勾配の坂へ。
ジムニーでないとよう登らんような道を、ゆっくり進む。
助手席で、悲鳴。
デジカメで動画撮影していた、ピースケさんからだ。
突如、カメラの電源が落ちた、という。
まだバッテリが、半分も残っているのに。
テレビのそっち系の番組でありがちなことが、まさに車内でおこったのだ。
廃村Iの玄関口へ到着。
と同時に、違和感に襲われる。
なんか、居心地悪い。
僕自身、霊感とかを感じる体質ではなく、それを全肯定しているわけではない。
そしてそれを、霊感と主張しようとは思わない。
ただ純粋に、「ここイヤ」という気持ちが、猛烈に高まった。
車を降りると、さらにその気持ちが顕著になる。
かつて、何度か別の廃村で野宿はしたことがある。
冬の、今以上に寒い時期にしたこともある。
そんな経験ある一同が、「ここはイヤ」と早々に撤退した。
さらに奥にある廃村Oでも、結果は同じ。
けっきょく一旦国道に戻り、キャンプ場をあたってキャンプ場野宿をすることになった。
国道に戻るまで、ず~っとイヤな気分がぬぐい取れず。
おかげさまで、ホンマに書きたかった「かに鍋」のおいしさを書く時間がなくなってしまった。
少し書いとくね。
おいしかったよ。
終わり。