キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

タイムマシンにお願い

少しだけ、過去に戻りたくなった。
そう、あれほど忌み嫌っていた、前の会社へ。
そういう気持ちにさせてくれたのは、前職よりつながっている「飲み仲間」である。


今日は、前の会社で仲良くなった飲み仲間との忘年会であった。
ただ、このうち僕と同じ部の人はたった1人だけで、あとは他部署の方。
たまたま社員旅行で仲良くなった人である。

仕事帰りに、京橋で待ち合わせ。
久しぶりに会う面々であるが、不思議となつかしさを感じない。
それもそのはず、在職中でも年に2~3回会うか会わないかくらいの仲なのである。
それほど離れていながら、こうして飲みに行けるということが、不思議で仕方がない。


行き先は、焼肉屋の老舗「大同門」。
食べ放題&飲み放題で、4200円というコースと注文。

この値段で期待はしておらず、当然途中に出てくる肉は、「おいしい」と素直に形容できない。
が、入店前の電話応対から、食べ放題なのに積極的にメニューを聞いてきてくれるさまが、とても心地よい。
さらにいえば、いちばんはじめに出てくる肉と、最後に出てくる肉の質だけが、高いということ。
うまい、と、味もさながら、老舗の経営手腕を垣間見えた。


話題は、おもに前職での話いろいろ。
会社がどうだとか、あいつがどうだとか。
まるで、自分がまだ前職に在籍しているような感覚に襲われっぱなしであった。

これだけ共通の話題が合致すると、ものすごく今さらながら、前職に戻りたい、と少しだけ思ってしまう。
社員旅行なり忘年会なり、お決まりのイベントごとに、この人らと会えたら、どれだけ楽しいだろうか、と。
心の中の歯ぎしりが、止まらなかった。


2次会は、今いちばん熱い地酒「箕面ビール」が日替わりで飲める店。
ワインも、銘柄ではなく重さなどから選べるのだが、めっちゃくちゃうまい!
京橋でバーを知らなかったが、ようやくアタリを見つけた。

ここでの話は、一転してプライベートはお話。
途中からは、僕より5つも年下の人と2人で語り合っていた。
というか、僕がお悩みを相談していた感じである。

社会に出て、まして酒の場なんて、歳の差なんて関係ない。
そういう気持ちをくみとってくれて、親身に話を聞いてくれていた彼には、敬意を表したい。


会社と人間関係というのは、不思議なものなんだな。
前々職の人間とは完全に縁が切れている経験上、こうして前の仕事の人らとつながりを持てることに、感謝したい。
たまに会うからこそ、素直に話せることもあるし。
この縁、大事にしたい。

と思いつつ、きっちり終電で帰れた自分を少しだけほめたい。
前回に大チョンボをかました廃墟めぐりを、控えているためである。
ましたドライバーやし、ゆっくり寝て酒を抜こう♪