いつもと違う天井を眺める、日曜日の朝。
隣室からは、談笑が聞こえる。
なんでそんなに早く起きれんの?
午前2時まで飲んで、結局あつし邸へと宿泊。
1人だけ、遅くまで眠っていた。
酒をがっつり飲んだ次の日は、決まってこうである。
「酒が強い」と言われるたびに否定する背景に、こういう一面があるのだ。
ダラダラと午前中を過ごし、昼は外食することとなった。
さすがに重いのはちょっと・・・ということで、うどんを食べることに。
先日ゴンタから教えてもらった、門真の「饂飩 倉(うどん くら)」へ。
大型電気店や車ディーラーが立ち並ぶ国道に、ひときわ地味な、黄色地に黒の文字が見える。
普通に道を走っていたら、間違いなく見過ごすだろう。
店舗は、大きめの厨房にカウンターが並ぶ、実にシンプルな作り。
厨房を大々的に見せているところに、「何もまじりっけがない!」と言わんばかりの頑固さを感じる。
メニューは、うどんメニューのみ。
しかし種類はなんと、40種類近くもある!
最安の「きつね」「わかめ」「卵とじ」が700円であるところに、ただならぬ自信を感じる。
中には、すべてのトッピングがミックスされた、3,000円という驚きのうどんもある。
名前が「アルプスの少女」という、なぜかこれだけシュールな名前である・・・
いずれのうどんも、バカでかい器に盛られて出てくる。
ダシは、いりこがベースでしっかりととられている。
食べていて、最後までまったく飽きが来ない。
特筆すべきは、麺のコシである。
手打ちで鍛え上げられた麺を一度ゆで、いったん冷水でシメてから、再度温めるという工程を組んでいる。
むしろ新食感と言っても過言ではなく、これまた最後まで全然コシが変わらないのである。
唯一残念だったのが、「きつね」の味くらいだろうか。
まずいというわけではないのだが、とりわけ「めっちゃうまい!」というわけでもなく・・・
セミダブルを頼んだが、じゅうぶんおなか満腹である。
ちなみにセミダブルはお値段据え置きなので、大食漢の方なら、700円でも高くはない。
別に讃岐やなくて、大阪で「うどん巡り」もアリかなと思う今日このごろである。