キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

もう1つの卒業

会社帰り、駅前にやたらと高校生がたむろしている。
ヤンキー的な集会ではなく、みんな制服。
よくよく見ると、それぞれ手には赤いカーネーション

卒業、ですか。
思わず細目になり、ぜんぜん知らん奴らやのに「おめでとう」と心の声をかけてしまう。
はたまた、昔の自分を思い返しているのかも。


小学校の卒業式は、「男子は泣くな」という男子どうしのお約束があったため、泣くのをこらえるのに必死やった。
式の最後に担任からありがたい言葉があったんやけど、耳つぶった。
聞いてたら、間違いなく泣いてたからね。

中学校の卒業式は、式のあとにゴンタ・作三(仮称)と3人でダラダラと学校に残っていた。
ゴンタと作三(仮称)の制服のボタンはみるみる減って行くのに、僕のだけは最後まで5つコンプリート!
家に帰って、泣くのをこらえるのに必死やった。

高校の卒業式は、式のあとになぜか茶道室へ。
当時よく遊んでたグループの1人が、1つ年下で茶道部やったので、わびさびなお接待を受けた。
途中、友人とその彼女が隣室へと逃げた。
「(ふすまを)開けてみよっか」「いや、やめとけ」という残された人間同士のやりとりがあり、結局開けず。
当人の後日談を聞くと、開けなかったことが大っっ正解!だったらしい。


なんだかんだで、昔の微妙な思い出がフラッシュバックする季節。
しかしオトナには、基本的に卒業なんてない。
むしろ、常に新しいもの見つけて、新しいこと挑んで、絶えず不定期的な“入学”ばかり。

って書いていながらも、今年からはじまるであろう事柄がすでに2件ほどあることに気がつく。
いくつになっても、新しいことに挑めるってステキやね♪


いやほんま、ふすまを開けなくって本当によかった・・・