キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

生!吉本新喜劇

かねてからの念願であった、吉本新喜劇をついに生で見てきました。
土曜日、3時30分からの公園。
場所は、聖地NGK・・・ではなく、昨年できた京橋花月

予定用を見ると、NGKは芸人さんがベテランばかりだし、料金が高め。
その点、京橋花月は中堅~ベテランという層。
なるほど、笑いの着地点ごとに客を分けているわけか。


さっそく劇場に入り、座席へ。
写真は、座席からの視点を撮影したもの。
わかりますでしょうか。

最前列!
しかも真ん中にめっさ近い!
こんなプレミアムチケットを取れたのは、ひとえに1ヶ月前からネット予約したため。
芸人さんの手の血管が見えるほど、とにかく近い。


はじめに、芸人7組による10~15分のネタ。
これに関しては、この日記の最後にそれぞれまとめて書く。
そこから5分のブランクがあってから、いよいよ新喜劇!

大道具や小道具が、めちゃくちゃ細かい。
芸人さんの声が、マイクなしでも聞こえるくらい大きい。
セリフのない人でも、絶えず芝居をし続けている。
などなど、生やからこそ改めて感じることばかり。

特にテレビと違うと思ったのは、アドリブの量。
互いにムチャ振りしたり、小声でボケてみたり。
テレビでもよく見かけはするが、テレビのときより多いのだ。
言うなれば、完成度の高いリハといった感じ。


かくして、漫才&新喜劇で2時間が経過。
2時間笑い続けたこと、今まであっただろうか?
いや、もう誇張ではなく、ほんま笑いっぱなし。
ほおの筋肉が痛かったもん。

これだけ笑えて3,000円やで。
もう絶対に、行ったことない人は行くべき!


以下、漫才の感想。

シンクタンク
デブネタの極み!
玄人でも素人でも出尽くした感のあるデブネタを、あそこまで研ぎ澄ませるものなのか。
デブネタしながらも、時間の経過につれ汗がダラダラ流れるさまも、普通に面白い。
個人的に、デブにしかわからん細かいネタで、何度も笑った。

【サバンナ】
序盤に八木のボケ見せられたときはどうしようかと思ったけど、それが以降のネタ振りであって、ひと安心。
全国区へ行っても、高橋の奇妙なしゃべり方と毒は健在。
後半の、巧みなまでにひねられた「いろはの“い”」は見事。

【Wコミック】
ネタしながらも、常に観客の反応を観察しているあたりに、ベテランを感じる。
案の定、客のちょっとしたリアクションを利用した笑いを連発。
生だからこそのユーモアである。

桂きん枝
落語スタイルのセットであったが、落語ではなく漫談。
笑いに時事ネタはつきものだが、まさに数時間前のオリンピック結果などをネタに組み込む旬さに、職人を感じる。

おかけんた・ゆうた
ゆうたさん、体大丈夫?
「4時です」時代の印象が濃く、当時あんなに丸々としてたゆうたさんが、おじいちゃんに見えるほどやせこけてた。
べしゃりこそ走っていたけど、身振りがほとんどなく、けんたさんとのテンションのギャップが露骨。
申し訳ないけど、ネタでは笑えたけど、ある意味笑えなかった。

宮川大助・花子
安定感、のひとことに尽きる。
ベテラン漫才って敬遠しがちであるが、始まってすぐに引き込まれた。
何やろ、あの心地よさ?
ほんま何分でも聞いていたいような気持ちになった。

笑い飯
テンポ速い、かまない、ボケの量多い、心地のよいシュールさ。
M-1やからこそ完成されたもんや、と思っていたが、全然そんなことはない。
ほんまもう、考えられんくらい練習してんねやろな。
ネームバリューではなく、ホンマに純粋に面白かった。