キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

つかの間の“仕事”

こんばんは、テクニカルライターです。
なんかカッチョいい名前ですが、正義の味方ではありません。
れっきとした、職業名です。

テクニカルライターとは、主に家電の取扱説明書を執筆する仕事です。
「家電の説明書なんて、見ぃへんわ~」とか言わないでね、軽くヘコむから。
てゆうか、僕も見ぃへんし。

なんだか難しそうに思われる仕事やけど、実情はそうではない。
ほら、電化製品て、新商品とか出ても基本的な機能とか、旧商品変わらんでしょ?
それに連動して、取扱説明書も新機能とかを加筆するだけの作業、が大半である。
いわゆるこの「改訂作業」は、極端にいえば日本語さえ使えたら、流れ作業的に誰でもこなせる作業である。


前置きはさておき。
ここ1週間に限っては、そうではなかった。
SEやプログラマーさんらが作った、わかりにく~い仕様書を渡され、「構成とか任せるから作って」という仕事をしていた。

お任せ!
なんてええ響きなんやろ。
この機能は先に説明したほうがいい、この言い回しはわかりにくいから噛み砕いて書いてやろう、ここはイラスト付けて説明したほうがよい・・・

まさに、テクニカルライターになって9年間で培った技術を、ストレートに生かせる!
経験あるテクニカルライターやからこそ、高品質の「わかりやすい取扱説明書」が作れる!
てゆうか、俺やからできるっ!
と、なかば自画自賛しながら、毎日遅くまで残って作業した。


納品直前で、痛恨の仕様変更でキレかけながらも、本日ようやく納品。
仕事して達成感覚えたの、久しぶりである。
やっぱ仕事って、こうありたいよなぁ~。
逆に、ふだん何てつまらんことやってんねやろ、と思ったり。

自分の技術をときどき疑ったりするけど、やはり自分は経験豊富なテクニカルライターであることを確信できた。
なんかカッチョいい名前ですが、正義の味方ではありません。