キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

完全野宿マニュアル

さすがに5日間キックボードを蹴ると、歩き方がヘンになってしまいます。
歩行困難・筋肉痛・疲労感など旅の後遺症が続く間、まだまだ旅は続いてる気がします。

「キックボード見たよ~」「話しかけたよ~」という、ツールド参加者からのメッセージも、よい意味での後遺症であります。

さて、後遺症ついでに、4連続の野宿について、忘れないうちにつづっておきます。
「野宿はしたいけど、どこですればいいか・・・」というビギナーの方はご参考あれ。


【1泊目:海岸】
地図にあるビーチを頼りに、静かな海岸へ。
海岸のすぐ近くに2件民宿があったので、民宿から影になる場所を確保。
やたら砂浜が広かったが、多くが濡れていることに気がつき、乾いた場所を選んだ。
案の定、翌朝になると大部分の砂浜が海岸と化していた。

夜中風が強くて、テントのメッシュから砂が入りまくり。
砂まみれで寝ました・・・

【2泊目:路肩】
日暮れを迎えたのが繁華街で、暗闇の中まずは過疎地へ逃げた。
次にビーチを探すも、海岸が見当たらず、アップダウンの道が続く。
キックボードは暗闇走行が特に危険なうえ、どんどん空腹感に襲われる・・・

で、たまらず路肩。
ちょうど、車がUターンするためにちょうどよい場所である。
2つ持ってたLEDライトの片方を路肩の入り口に常設して、危険回避。

車の通る音がいちいちうるさいが、夜中9時を過ぎてピタリと止んだのは、失礼ながら田舎を感じる。
危険なので、絶対マネしないでください。

【3泊目:バス停小屋】
バスの待合室用に置かれた、窓とドアのついた小屋。
田舎に行けば、たまに見かけるもの。
小屋に入ると、妙に心が落ち着いてしまい、とたんに人恋しくなる。
なかなか不思議な体験である。

小屋内に虫がいっぱいいたので、あえて小屋内にテント張って就寝。
雨をしのぐため小屋の窓は全部閉めたので、暑い!

深夜2時、バス停前にいきなり車が止まり、小屋のドアをオッサンに勢いよく開けられた。
ビックリしてテントから起き上がろうとしたら、大慌てでオッサンが逃げて行った。
こういうときの恐怖感て、あとからジワジワとやってくる。

【4泊目:ドライブイン】
小さなドライブイン。
水道とトイレ完備なので、何かとありがたい。
が、夜中トラックがやって来て、夜通しでアイドリング。
野宿中ってたいがいの音に慣れるものだが、アイドリングの音ってあれほど耳につくもんなんやね。


長なってもうたけど、まぁこんな感じ。