数日前から降り続いた雨は、見事なまでにコースを“泥沼”と化した。
陽射しを完全にシャットアウトした空一面の雲は、山奥にあるコースの気温を下げた。
雨が降っていなかったことが、唯一の救い。
そんな状態で、年2回恒例の3耐レースが行われた。
前回、ビンテージモトクロスのレースで、2名ものケガ人を出した、我がチーム。
いつもどおり準備をしながらも、おのおの、いつもと違った緊張感が見え隠れする。
ケガしてはいけない。
そんな主題を抱きながら、以下ダイジェスト。
【練習走行】
レースの前に、練習走行ができる。
今回は、いつも走ってるコースを、逆走する形となっている。
実際走ると・・・ぜんぜん違う!
途中、自分がどこ走ってるか見失うほど。
あと、路面は案の定、最低。
2周走っただけで、バテバテになった。
【スプリント10分】
3時間耐久レースの前に、スプリントという個人レースがある。
我がチームからは、唯一、前回よりチーム員となった、タフネスさん(仮称)が参加。
速い!
15歳よりモトクロスをしていたという、タフネスさん(仮称)の走りは、見事すぎ!
「今日は慎重に」と思ってるチーム員の奥底に、見えない闘志の炎を、注ぎ込んでくれる。
【3時間耐久】
いよいよ、3時間耐久。
我がチームは、2組参加。
僕の組は、3人1組で参加。
練習走行より飛ばして走ってみたが、やはりしんどい!
路面がぬかるんでいると、直線でもハンドルがとられるので、いつも以上に腕に力が入る。
「転倒して、ケガしてはいけない」と思うから、余計に。
モトクロス走行の基本の1つは、足元ではなく、遠くを見て走ること。
今回特に意識したものの、疲れてくると恐怖心が強くなり、ついつい足元を見てしまう。
足元を見ると、いつ転倒してもおかしくない路面を目の当たりにし、余計ハンドルがぐらつく。
視線の大切さを、レース中ながらも体感した。
3人のバトンタッチはスムーズに行われ、無事完走!
もう1組のチームは、最後の5分で、まさかのマシントラブル。
あとから聞いたところ、チェーンが切れたそうだ。
ボスの懸命の処置により、無事リタイアすることなく、フラッグ。
【リザルト】
スプリント、タフネスさん(仮称)は、堂々の2位!
そら、そうでしょ~。
本当にすごい人が、チーム員となったものだ。
今後のチーム員全体の走りも、いい方向に変わりそうである。
3時間耐久、僕の参加した組はノーマルクラス。
19チーム中、7位!
6位までが入賞なので、入賞はならず。
しかし、非・現行機でここまでの順位につけたのは、大健闘である。
3時間耐久、うちのチームのもう1組はオープンクラス。
こちらも19チーム中、7位。
3人エントリできるなか、2名でまわしていたので、こちらも大健闘。
ケガ人がなくて、よかった。
と同時に、良い結果に納得ができる、とても良いレースであった。
達成感に浸りたいところだが、来週末は2時間エンデューロ!
また、体作らねば・・・