キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

時おり襲いかかる、衝動

ふだんから全然鳴らない僕の携帯は、常時マナーモードである。
昨夜、たまたまふとんの上に転がしていたので、着信のバイブ音に気がつかなかった。
なんでこういうときに限って、かかんの?

電話の主は、先日“隠れ家”で知り合った、女の子。
なかなかオレも捨てたもんやないのぉ~、などと自惚(うぬぼ)れることは、ない。
すぐ隠れ家のマスターの差金であることはわかった。

案の定、店で常連さんら集まってるよ~、お前も来いよ~、というお誘い。
お誘いといっても、すでに終電間に合わない時間にかかってきてるから、確信犯やね。
僕が、数回しか行ってないお店、そして一度しか会ったことない常連さんらに覚えられてるという、安堵とうれしさ。
自分のいないところで、みんなが楽しんでいるという、嫉妬。
いろんな感情を抱きつつも、まるでお店に同席しているような感覚で、楽しく話ができた。


前置き長くなったけど、本題。
昨夜の電話で、フラッシュバックしたこと。
葛西での、ひとりぐらし生活。

深夜0時に「誰か飲みに行こうやぁ~」と誘えば、誰かが捕まる。
何時に出て行こうが、何時に帰ろうが、同居人がいないから遠慮しなくていい。
きっと、今ひとりぐらしすれば、あのころと同じような生活がおくれるに違いない!

というわけで、「ひとりぐらししたい!」という衝動に、まさに襲われているさなかである。
「車の維持があるから、やっぱ実家・・・」という言い訳のタネも、ちょうどなくなったわけだし。
住むとしたら、やっぱ隠れ家に近い場所かな?
京橋にも隠れ家にも、自転車で行ける範囲なら、言うことなし。
実家にも、すぐ帰れるし。


そんな夢物語を描きつつ、「給与明細」という現実を見ると、衝動が一気に萎ええる。
ひとりぐらしすると、確実に“楽しさ”を得られる。
反面、確実に“金”を失う。
モトクロスすら、できなくなるのではと思うほど。

とりあえず、何かきっかけがない限り、今の生活は続けるつもり。
逆にいえば、きっかけ次第ではそろそろ家出ようかな、ってところ。
実家に1時間以内で帰れるエリアだったら、親のことも心配しなくて済むしね。