キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

兵庫とちょっと京都・ミニ遍路ドライブ ~その2~

ひとりミニ遍路旅、2日目。
もうちょっとざっくり書きます。


【2日目・午前】
前日飲みすぎた酒に気分を悪くしながら、午前8時半に出発。
1時間移動して1件巡り、さらに15分移動して1件。
いずれも巡礼には1時間程度かかるので、午前中にまわるのは2件が限界だ。

 

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【昼食・道の駅】
次の物件近くまで40分ほど移動してから、昼食は「道の駅 とうじょう」。
道の駅なら土地のモノをいただけると期待しつつも、残念ながらとんかつ屋しかない。
土地のモノを探しまわる時間ももったいないので、仕方なくとんかつをいただく。
まあ普通においしいけど。

 

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【午後】
昼は2件、いずれも1時間超えのそこそこな距離の巡路。
2件目に到着したのが午後4時過ぎで、正直行くのをためらった。
というのも、この時期は午後5時ごろにはだいぶ日が落ちるし、お寺の裏山ともなるとただでさえ薄暗いので、いろいろと怖いのだ。
案の定、途中から思いっきりあたりが暗いうえ、やたら獣臭があたりに漂い本当に怖かった!

 

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【宿泊】
夜は「夜久野高原温泉 やくの荘」へ。
名前からして温泉宿っぽいが、厳密には隣に温泉施設を構えた宿だ。
「宿」-「温泉施設」-「レストラン」の順に建物が並んでおり、夕食はレストランでとる必要があるため、やや面倒くさい。
とはいえ、高原というロケーションで温泉付き2食付きで8,500円は安い。
さすがは日曜の夜、温泉は途中から貸切状態となり、ゆ~っくりとつかることができた。

 

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つづく。

兵庫とちょっと京都・ミニ遍路ドライブ ~その1~

月曜は有給をとって3連休。
先日から調べまくっていたミニ遍路をするべく、車を西へと走らせた。
えらいもんやね、何と10か所も見つかった!
昔の日本における、四国遍路の存在感の大きさをまざまざと感じられる。


とにかく、ミニ遍路のくだりは別のWebサイトで紹介するとして、ドライブの状況をダラダラと書き連ねておきます。

 


【1日目・午前】
朝8時半に出発し、まずは西へ。
ミニ遍路を10か所もピックアップしたはいいが、実は巡る順序は決めていない。
とりあえず近場からということで、3時間かけて神戸市北区の「無動寺」へ。
案内の石碑が新しくきれいだったり、裏山に続く山道の巡路はきれいにされていたりと、しょっぱなから大当たり!
実に幸先がよい。

 

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【昼食、道の駅】
次の場所へ向かうべく進路を西に進んで1時間、お昼時だったので「道の駅 淡河」の食堂へ。
地元産の十割そばをいただいたのだが、もっとガツンとそば粉の味を楽しめるかと思いきや、よくかんでほんのり風味がする程度。
いや、僕自身あまりそばを食べ慣れていないから、実はこれが本来のそばの味なのかも知れないが。

 

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【午後】
食後、外で何げに近所の案内看板を眺めていて、思わず目を見開いた。
近くにミニ遍路を備えたお寺があるらしく、ネットでも調べられなかった場所である。
こんなこともあるのかと驚きつつ向かった「石峯寺」のミニ遍路は、さまざまな景色を楽しめる境内周遊コース。

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もう1か所の鏑射寺は、石仏が横並びかつ縦2列に並んだ、お砂踏みのようなもの。
他のお客さんはいなかったものの、庭を業者が手入れしていて、業者さんの視線の痛いこと。
ミニ遍路の巡礼とはいえ、ちゃんと白装束に金剛杖というスタイルだからね。

 

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【温泉】
初日の宿が安宿なので、巡礼は早めに切り上げ温泉へ。
「北神戸ぽかぽか温泉」はスーパーなどが併設する商業施設ながら、泉質が有馬温泉と同じで意外に本格的。
露天風呂がほんのり空が見える程度というのは残念ながらも、とにかくお湯が気持ちよく2時間居座った。

 

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【宿】
宿は何とびっくり、ラブホ跡。
原色のネオンが光る入口、駐車場にあるビラビラのやつ、フロント横にある部屋選択パネル、部屋上部にある空室を知らせるライト。
もちろん室内も、いろんなモノを売っている冷蔵庫(中を空に改造済)、枕元で照明や有線を調整するボタン、壁に特大な鏡(ベニヤとカーテンで目隠し済)など。
使い古されたベッドやソファーでは、いろんな人がいろんなコトを・・・と、想像したくもない映像が頭をよぎる。


一方で人間の愛憎が交錯するこの空間に、えもいわれぬ不気味さも感じる。
気分を紛らすためにテレビをつけると、まさかの「世にも奇妙な物語」・・・


ある意味で、いい意味で、期待はずれの宿であった。

 

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※念の為お断り。
 決して女性とラブホに宿泊したのではなく、ガチでラブホ跡のビジネスホテルです。


つづく。

リメンバー「キックボード秋田→青森」

「キックボード秋田→青森」をアップしました。
http://tabi-boy.sakura.ne.jp/tabi/2018aomori_kick/2018aomori_kick01.html


毎度ながらで恐縮だけど、すっかり秋になってから夏旅を紹介。
ただ今回は、このタイミングで更新したほうが臨場感があるかも。
だって寒かったもん!


最近ちょっと外へ出ることが少なくなっていたが、2か月前はこんなにもアクティブやったんや!と思い出すと、自分がアウトドア好きだということを再認識できる。
足のケガが治り次第、がっつりアウトドアするぞ!

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ボツ旅プラン

キックボードで旅してかれこれ10年経つが、以前はママチャリで10年ほど旅をしていた。
道具を選ばない・目立つ、というのが僕の旅のポリシーである。
って書くとちょっとカッコつけすぎやね。
ただ単に、人と同じことができないことと、人と違うことをしていると落ち着く、という残念な癖(へき)があるだけなのだ。


そんなバカな旅をしているのだが、かつて「やろう!」と思いついたものの、実行できなかったアイデアがある。
いつかやりたいな、と思っていたので誰にも公表していなかったけれど、もうやらないだろうから、書き連ねておきます。

 


【竹馬旅】
これはキックボード旅をはじめてすぐくらいの頃に思いついたもの。
脳みそがやわらかかったのかな?
誰もが知っているもので、一度は遊んだことがあるもので、インパクトも申し分なし。
スピードを出しようがないので、リスクは極めて少ない。
とりあえず琵琶湖を一周してみて、旅のツールになり得るかを本気で試そうとした。


しかし一歩踏み込めなかったのは、体重制限。
当時ネットで調べてみたところ、子どもがターゲットの媒体なので、僕の体重+荷物を支えられる丈夫なものが見つからなかった。
また、例えば琵琶湖一周するなら琵琶湖まで電車移動となるので、折り畳めるものが欲しかったのだが、これも見当たらなかった。


改めて書くと、やっぱり一度はやりたいなと感じる。
頑丈で折り畳めるやつがあれば!

 


【台車旅】
青くて、会社なんかでよく使うあの台車である。
まわりに人がいないときに、あれを手にすると思わず乗ってしまう。
という経験、誰しもあるのでは?
すいません、僕はこの歳になっても、人がいなければほぼ確実にやっています。
旅のやり方としては、もちろん荷物を押し運ぶのではなく、キックボードの容量でガーっと片足で蹴って進む。
工夫次第では荷物をリュックに背負わなくても、足元に置けるというのがよい。


しかしこれは、確実に警察に怒られる。
警察に遭遇しなくとも、誰かに通報される。
下り坂ではスピード調整が難しそうだし、転倒時にキックボードみたいに体から離すことが難しそう。
そもそも、自分で乗ったときに常にまっすぐ進むのか?


逆に、押し進む方式での旅はアリかもね。

 


人と変わった旅をしたい方、いかがでしょうか?
責任は絶対に負いません。

キックボード秋田→青森旅 ~修羅編~

今回の旅でいちばん大変だったのは、4日目。
青森には左右2つの半島があるが、左側の津軽半島の北端に竜飛(たっぴ)岬がある。
そこまでに「竜泊ライン」という道が延びるのだが・・・

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地図で見る限り道が蛇行しており、明らかに山道であることがわかる。
今までキックボードで峠は何度も越えてきたので、覚悟はしていた。
しかし、現実という壁にまざまざと直面するのであった。


風。
それも暴風といっていいほどの強力な風が、絶え間なく吹くのである。
しかも運の悪いことに、向かい風だ。
歩を止めると体が後方に押し戻されそうになる。
そのため、疲れを感じても体が寒さでこごえてきても、決して立ち止まることを許されない。


1つ誤算していたのが、坂がアップダウンしていると勘違いしていたこと。
ある程度坂を上っては「そろそろ下りかな?」という期待が、見事に裏切られる。


ただただ続く、上り坂。
どこまで続くかわからない、上り坂。
進めば進むほど高所になるので、万が一道から外れると命の危険すらある。


本当に怖かった。
「もうやだ!」と気持ちが途切れても、まったくどうすることもできない。
ただ上り続けるしかなく、気持ちが落ちないことだけを意識してひたすら進んだ。

 


以上が、今回の旅の修羅場であった。
なお峠の頂点は展望台となっており、そこから見下ろした景色はもう最高!
天気が悪く見晴らしもよくないが、そういうことではなく、ただただ感動した。
下り坂は、50キロか60キロは出てたんじゃないかな?
山間の谷間であったり、山にそびえる風車が見えるたびに、テンションがあがって雄叫びをあげまくっていた。

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キックボード秋田→青森旅 ~食事編~

最近は旅において、地産グルメを意識的にいただくことにしている。
さすがに毎日コンスタントにありつけるわけではないが、今回もいくつか楽しめたので紹介。


しじみラーメン】
しじみといえば島根の宍道湖を連想しがちであるが、青森も有名だそうな。
漁獲量でいえば、島根が1位で青森が2位。
そんな青森でもしじみ漁がさかんな十三湖のほとりにあるお食事処「和歌山」で、このお店が発祥だというしじみラーメンをいただいた。


しじみラーメンにも2種類あるのだが、ここは奮発して特製を注文。
写真なんかではどんぶり3分の1ほど、大粒のしじみが詰められている。
が、いざ到着すると「これホンマに特製?」と疑うほど、小粒のしじみがどんぶりの4分の1ほど。


さておき。
スープは当然ながらしじみの味がしっかりで、ついつい麺より先に飲み干してしまいそうなクセになる旨味。
麺は中細縮れ麺が使われており、細いながらも噛みごたえがある。
お盆シーズンは大盛りを注文できなかったが、意外に麺がボリュームあって十分であった。

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味噌カレー牛乳ラーメン
ラーメンが続きますが、こちらも青森名物だという、味噌カレー牛乳ラーメン
特に有名という「味の札幌 大西」は、平日だというのに午後1時を過ぎても10人の待ちが出ている。


ラーメンの説明は、もう名前で判断いただきたい。
これにバターが乗っているというのが、一層デブを誘惑する。
さらに具合として、もやし・メンマ・わかめ・チャーシューが乗っている。


よほどコッテリしているのだろうとスープをすすると、意外にサラサラ。
警戒していた乳くささが一切なく、クリーミー感がスープの味をうまく引き立ててくれる。
で、スープを飲み終えた後に、カレーが喉をピリピリと刺激してくれる。
こう書くとバランス良いように見えるが、個人的には調和というより互いの個性がケンカしているような印象である。
具材もちょっと多すぎて、ひと口ごとの統一感がない。


麺は太めで、しっかり食べごたえがある。
何だかんだで全体的にはおいしくて、極度の空腹時には最高の一杯であろう。

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【サメ】
たまたまスーパーで見つけたもの。
そういえば、どこぞの番組で「青森ではサメを食べる」とか紹介していた記憶が、うっすらと蘇る。


厳密には、アブラツノザメという種類らしい。
身はしっとりとしていて、魚くささがない。
中途半端な焼き魚よりははるかに食べやすい。


写真は食べかけだしほとんど身が写ってなくて、ごめんなさい。

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【りんごジュース】
わざわざピックアップしなくても、と言われそうであるが。
濃縮還元ではなく、ストレートの100%果汁モノが何種類もあるのでうれしい。
濃縮還元のような過剰な甘さがなく、サラッサラで飲みやすいので、運動後には最適である。
りんごサイダーも、ただ香料で誤魔化したものではないのでうまい。

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【カランカランアイス】
ババヘラの青森版。
シャーベット状でシャリシャリしていて、ノドが乾いているときは最適。
これで150円て、ちゃんと利益あるんかなあ?

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キックボード秋田→青森旅 ~宿編~

今回の旅が今までと違うところは、宿泊地にある。
何と7泊中6泊が、温泉宿であった。
また食事付きだったのは3泊。


ピンと来なくて申し訳ないけれど、いつもは基本的に素泊まりの安い宿を狙って泊まる。
それで行くと、かなり贅沢なことをしている。
もっと付け加えると、そのうちの1つは素泊まりながら15,000円近くもする!


なぜこんな贅沢をしたのか。
他でもない、選択肢がなかったのだ。
以前にも少し書いたとおり、今回の旅は人里がごく少ない。
おのずと宿自体の数も少ないわけだ。
その上、時期的にねぶた祭りと重なってしまった。
そうなるともう、予約自体が難しくなるため、都合のよい場所に宿があったら金額など気にしていられなくなる。


では、そのぶん満足度は高かったかといわれると、これはこれで微妙である。
確かに料理はおいしかったし、津軽三味線ライブという珍しいイベントにも参加できた。
しかし、温泉宿には僕みたいな旅をしている人間にとって、欠けているものがある。


それが洗濯機だ。
荷物は最小限にするべく、服も2着分しか持ってきていない。
そんな状態で洗濯できないのは本当に困る。
仕方なく部屋の風呂場で手洗いをするのだが、これがまた微妙に重労働だし、脱水をかけられないので翌朝までに乾かない可能性がある。


他に、時間の自由さがウリの旅なのに時間を制限されたり、翌朝早く出たいのに朝食時間の開始が遅かったり、温泉なのでついつい長風呂して自由時間が少なくなってしまったり。
意外とネガティブな部分が多かったりする。


もともと貧乏旅から出発して今の旅スタイルに至っていることも原因にあるかもだが、やはり宿は安宿に限る!

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