キックボード旅人の日常

キックボード旅人による、旅の話とか日常のこと。

キックボード茨城→宮城旅 ~グルメ編~

旅の醍醐味の1つといえば、何といってもグルメ!
昔はとにかく安上がりを優先して、昼はコンビニ、夜はスーパーばかりであった。
今もけっこうその傾向は強いものの、チャンスあらばグルメは楽しむようにしている。
ということで、今回の旅で楽しんだグルメを紹介。


【ざくざく風カレー】
福島県二本松に、郷土料理「ざくざく」というものがある。
具材をざく切りにして入れた、けんちん汁。
それをカレーにしたというのが、この「ざくざく風カレー」だ。


中央にごはんを乗せるスタイルが何ともかわいい。
大盛りで頼んだら本当にてんこ盛りで来たので、さらにかわいい。


ただね。
レトルトやねん!
わざわざ食堂で食べてんのに、レトルトて!
まぁ、カレーなんでまずいわけないんだけれど、ちょっとご当地グルメ感がね~。

 

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【白石温麺(うーめん)】
宮城県白石市の名物で、素麺の一種である「温麺(うーめん)」。
一般的な素麺は表面に油を塗るそうだが、温麺は代わりにでんぷんを塗るそうな。
そんな温麺を使った「けんちん温麺」をいただいた。


正直なところ、温麺と素麺の違いがほとんどわからない。
そんなことより、具材の種類も量も多く、ひと口ごとに違った味が飛び込んでくるので、箸がぜんぜん止まらない!
週3とかでも全然食べられるぞ、これ。

 

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【牛タン】
まぁ言わずもがなですが。
最終日、仙台泊だったので牛タンをいただいた。
「タン元の塩麹漬け焼き」だったかな?
ジューシーでありながら、歯ごたえもあり、たまらん一品!
ビールにも日本酒にも合うし、なかなかのペースで飲んでしまった。

 

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あれっ、こんだけ?
今回はあまりご当地グルメを楽しんでなかったと自覚はあったけれど、ここまで少ないとは。

キックボード茨城→宮城旅 ~気候編~

連休最終日から、「明日から仕事か~」と憂鬱(ゆううつ)になる・・・
で、GW明けの朝は通勤中の足が重くなる・・・
といった世間一般の反応とは真逆で、昨日からは仕事に行きたくてたまらなかった。


勤勉さを必死こいてアピールしているわけではない。
人恋しいのだ。
8泊かけてひとり旅をしたものだから、とにかく人と話すことがしたい。
ということで、連休明けだというのに実に気分よく通勤できるというのも、ひとり旅後のうれしい副作用である。

 


ということに気がつきつつ、本題。


GW前半は全国的に寒かったようだが、もちろん東北も例外ではなく、めちゃくちゃ寒かった!
この時期にはもう半袖・短パンで走らないと汗ダクになるのだが、とてもそんなものでは走れたものではない。
しかも後半も風が冷たく、全体的に寒さにヤラれることがしばしばだった。


気候面で意外だったのが、山手へ行くと桜が満開だったこと!
北海道なんかはGWに満開時期を迎えるということは聞いたことがあったが、東北でも同様だとは。
もちろん桜は大好きなのでうれしいのだが、自分の中で「桜のシーズン終わり!」という気持ちがあり、不思議と違和感が強くて素直に喜べなかった。


あれっ、気候のことで書きたいことがもっとあったと思ったのに、これだけ・・・
まあ、いいか。

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キックボード茨城→宮城旅 ~被災地編~

さて、早速キックボード旅を振り返りたいと思う。
今回の旅で、何と行っても触れずにはいられないのが、あの地震での被災地のこと。


今回、福島県の海岸沿いが通行できないため迂回したことは、旅前のブログで紹介したとおり。
その段階で、少なくとも何かしら津波の爪痕を見ることになるだろうと思っていた。
しかし一方で、もう8年も経っているんだから、逆にほとんど復興しているだろうと思っていた。

 


6日目、福島県の海岸沿いを迂回し終わり、再び海岸沿いの道に戻ったときに異様な風景を目の当たりにした。
道沿いに、広範囲の空き地がある。
よく地方だったら、水を入れる前の田んぼなんかが広がる光景を目にするが、それとは違う。
どう考えても、かつてそこに街があっただろう雰囲気を感じる。

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そしてはじめの衝撃は、荒浜という地区に来たときだ。
学校が建っているのだが、すでに廃校。
海側にある金属の柵はねじ曲がり、校舎1階の窓はすべて割れている。
何より驚いたのが、その地区にある建物が、この学校だけということだ。

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あたりを散策すると、住宅の基盤だけが残っており、明らかにそこが住宅地であったことがうかがえる。
まさしく「荒野」という文言がそのまま当てはまる。
津波というものが、ここに江戸時代から続いた風習や文化を、まったくゼロに消し去ってしまったのだ。

 

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そこから北へ向かうと、そんな光景が当たり前のように広がる。
特にひどいのが南三陸町
国道も交差する海沿いのこの場所は平地が広範囲に広がり、明らかに街があったであろうことがわかる。
それがもう、更地になってしまっているのはもちろん、国道の整備もままならない状況。
国道の標識すら間に合っていないので、スマホGPSがなければ完全に道に迷ってしまうような有様だ。

 

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これが現状だ。
8年経っても、復興なんてまだまだ間に合っていないのだ。
テレビなどである程度報道はされていたものの、こんな広範囲に被害があり、ここまで復興されていないということは、今回の旅がなければ理解できなかっただろう。
残りの3日間、津波の爪痕を見ずに走ることなんて、まったくできることはなかった。


ただ、さすがにどの場所も瓦礫などは撤去されており、道路や堤防も整備されつつあるので、まったく復興が止まっているわけではない。
次に同じ場所を訪れた際、今より見違えるような新しい街ができていることを、ただ願うばかりである。

愛と哀、東北

本日無事、戻りました。
予定どおり、茨城県日立市から宮城県気仙沼市まで、キックボードで走破しました。


前にも書いたかもだけど、本当に1日ごとに違った時間が流れ、とてもひとことで旅を振り返ることができない。
走っているときのしんどさと、旅が終わってからの満足感も相変わらず。


意外と、旅が終わってからの疲労感が少ないような気がする。
毎晩お風呂を長めに入ったことが功を奏したか?
ただ疲労感を感じる神経がバカになっていて、後からジワジワと効いてくるパターンか?


明日はゆっくり過ごすつもりなんで、とりあえず日記と写真を見ながら旅を振り返ってみよう。
このブログにも、いくつか紹介していきたいと思う。


追伸:
出発前のブログのタイトル「迂回、鵜飼い、東北」ってとんでもないダジャレを書いたけれど、「鵜飼い」は2日目に鵜飼い用の鵜を狩猟する場所があったので、それをもじったものである。
そんな説明もなかったんで、本当に恥ずかしいだけのダジャレになってしまった。
まぁ、説明したところで、とんでもないダジャレには変わりないけれど。
で、今回もダジャレみたいなタイトルになっていますが、これも明日以降のブログで説明いたします。

迂回、鵜飼い、東北

しばらく旅に出ます。
さがさないでください。


昨年のGWの続きで、茨城県日立市から北上します。
地図の青い線です。
見てわかるとおり、福島県では大きく進路が蛇行しています。
海沿いの国道が、まだ走れないようで。
ええ、理由は言わずもがな。


少なからず、震災の爪痕を直視することになるだろうことが、今回の旅の焦点ではないかな。
地図を見る限りではだいぶ復興してそうだけれど、実際まだまだという噂も聞くし。


旅のわずらいは、昨日から始まっている。
いつも旅前は「期待」と「不安」のいずれかが極端に大きくなるのだが、今回は見事なまでに半々。
いずれの気持ちも大きくなっている。
これが本当に何ともいえない感情になっている。
実に心地のよい感情である。


今までブログでは特に公開してなかったけれど、旅の状況は毎日SNSでアップしている。
LINEのタイムラインと、Facebook
そして今回は、インスタグラムでも公開することにした。
インスタグラムとFacebookは連携させて、同じものがアップされる。
興味ある方は、インスタグラムで「#キックボード旅」で検索くださいませ♪


5日に帰宅予定だけれど、体がもたなかったり、後半雨続きだったら、遠慮なく早期撤退します。
ムリせずゆとりをもった旅を心がけます。
応援よろしく、なんて厚かましいことを言うのは気がひけますが、このキックボード旅こそ僕自身であり、僕の中でもっとも楽しいひとときである。
「がんばれ」のひとことでモチベーションが変わってもくるんで、応援してくれたらうれしいです。

 


というわけで、今回も楽しんできます~♪

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観覧!交野マラソン2019

大阪人でも知らない人が多い我がまち・交野市も、近年では年に一度、少しだけ人口密度があがる。
それが、恒例行事となっている「交野マラソン」の開催日である。
先週日曜に同イベントがあり、甥っ子が参加するとのことで、観覧に行った。


暑い!
家を出たときは風に冷たさを感じていたが、みるみる気温はあがり、もう夏のような暑さを感じる。
日焼け止めを塗ったものの、塗りきれていなかった首筋がすっかり焼けてしまうほど。


観覧といっても、ただボーっと立っているのも退屈なので、押し入れに眠っていた一眼レフをひっぱり出し、スポーツカメラマンをすることに。
おっ、いい!
カメラ自体はそう興味ないが、遠くから出走待ちしている甥っ子をいろんなアングルで撮ると、まるで自分が腕利きのカメラマンになった気分となる。
もちろん、さほどたいした写真が撮れるわけではないのだが。


そんなこんなでマラソン開始。
といっても、甥っ子がエントリーしていたのは3キロで、あっという間に終わってしまった。
意外に善戦していた彼に、よくぞここまで成長したものだと、親でもないのに親心が芽生えた。

 


さておき。
昼は会場の屋台で買い食いすることとなった。
立ち並ぶ屋台を見ると、無性にワクワクしてしまう。
母や甥夫婦がいたので遠慮してしまったが、ひとりだったらひたすらビールを飲みまくっていたことだろう。


あと地元ということで、知っている人がいないかキョロキョロしている自分に気がついた。
めちゃくちゃ人が群れているというのに、残念ながら誰も見つからず。
しいて言うなら、昔行ってた整骨院の先生が、独立して医院を持っており、その人がブース出展していたことに気がついた。
ブースの前を通り過ぎたとき、向こうもこちらに気づいて会釈してくれたのがうれしかった。

 


特に大きなヤマ場があったわけでないが、こうしてお祭り騒ぎの中にいるだけで、じゅうぶん楽しめることに気がついた。
いつかは自分もマラソン参加!とは微塵も思わないが。

かばかり後厄払いとキック予行運動 ~その2~

キックボードで石清水八幡宮へ行った、つづき。

 

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たどり着くなり、団体さんがウジャウジャといて幻滅。
いや、まぁ信仰深い方々にネガティブなこと言うとも失礼だけれど。
人気の少ない感じだろうな、と思っていたので、ギャップを感じた。


厄払いの祈祷を申し込んだ後、30分以上待たされる。
例によって団体さんの予約が入っていたとのことで、仕方がない。
まぁ、待合室は本殿の中だし、本殿ということは神様の家に長時間居させていただいているのだありがたいのだ、と自分に言い聞かせながらひたすら待つ。


祈祷は4組。
祝詞(のりと)というものは、相変わらず聞いていて心が落ち着く。
頭の中で厄が払われていくイメージを作り、最後にお神酒をいただき、祈祷終了。

 


帰りはキックボードではなく、表参道を降りる。
ひたすら階段だけが続く道も、かつては左手にたくさんの坊舎(寺の僧侶が住む家)が並び栄えていたそうで、案内看板やほんのり残る廃墟後を眺めては、感慨にふける。


二の鳥居・一の鳥居を経て駅へ向かう予定だったが、それより手前に評判がいい食堂があるとのことで、途中で表参道をそれて「小谷食堂」へ。
ここでの名物は「カレー中華」という、いわゆるカレーラーメン
唐揚げとごはんもついた定食を注文してみた。


麺はうどんにも近いモチモチさがある。
カレースープには、しっかり出汁のうまみが染み込まれていて、全体的にうまい!
これは次回からも、リピートしたい。

 

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という感じで、厄払いは無事終了。
これですべての厄がとれた!と思いたいところだが、逆に何か都合の悪いことが起こっても厄のせいにできなくなった。